キューバのことを誤解していた気がする。
今まで読んだ本や観た映画のイメージから、
キューバは完全社会主義の国で、
全ては配給制で圧倒的に物資がなく、
人々はお金がないのはもちろん
例えお金があっても何も手に入れることが出来ない、
不自由で可哀想な国だと思っていた。
しかし、物が買えない=不幸だと思ってしまった私こそ、
日本に育った贅沢者の不幸者かもしれない。
これはたぶん文明病。
旅学の中に書かれていたキューバ、
そこは確かに物が買えない、物資のない国だった。
しかしキューバでは、完全社会主義のため、
学校に通えない子供はまったくいなく、
配給制で贅沢な食事は出来ないものも、
餓えている国民はいなく、医療のレベルが高く、
外国から留学にくる学生もたくさんいる、
何より国民の誰もが医者になるチャンスがあると、
そう書かれていた。
物があることが幸せなんじゃない、
贅沢することが幸せなんじゃない、
普段私はそう思っていたはずなのに、
キューバは可哀想だと感じていた。
文明病にかかっていたのかなぁ。
ともあれ、
ゲバラの国・キューバ、
ボブマーリーの国・ジャマイカ、
どっちも行きたい。