『葉桜の日』ジョージが知ることになる事実は、

私にとっては衝撃的でした。

しばらく茫然となるほど。

もしかして友人はその意味を込めて、

私にこの本を貸したのだろうか。

 

この間コインロッカーベイビーズを読んだ時も、

同じ衝撃があった。

 

自分の出生が分からない人が、

「自分は誰なんだろうか?」と考えるのは、

すごくよく分かる。

 

誰なんだろうか?って、

何かおかしいけど、

自分がどういう両親の元で、

いつ、どうやって生まれたか分からないのって、

今自分が幸せだとしても、不安だろうなぁ。

 

『果実の舟を川に流して』も、

とてもズキズキときた。

 

 

面白い、笑えるような話でもあり、

何故だか泣きそうな話でもあった。

オカマのママ、どーしてもIKKOさんの姿が

頭に浮かんでしまって離れなくて、

それがまた笑いを誘う。

あんな風に、

小さくてもいいから

自分の店を持つのっていいなぁ。