ずっとイツカを「五日間」のイツカだと思っていたけど、

「いつの日か」のイツカだったんだね。

 

舞台がバンコクなのがとりあえずよかった。

舞台が外国だと、それだけで嬉しくなる。

 

これは、本の裏の紹介文でストーリーを全部書いちゃってるんだよね。

本文を読んでる最中、

本当だったら「主人公は結局どっちを選ぶんだろう」と、

ドキドキするはずが、もう分かっているのが残念。

 

「人間は死ぬとき、愛されたことを思い出すヒトと

愛したことを思い出すヒトとにわかれる。」

というメッセージ。

私が思うに、ほとんどのヒトは、愛したことを思い出すんじゃないだろうか。

 

内容は、よかったけど、沓子を25年経っても忘れられないなら、

なぜそちらを選ばなかったのか、

例えば光子と結婚した後でも、

探そうと思えば可能だったと思うんだけどな。