おもしろかった。

 

「建設コンサルタント業の二宮と暴力団幹部・桑原が、

詐欺師を追って潜入した国・北朝鮮で目にしたものは、

まるで想像を絶する世界だった」

 

という、本の後ろの紹介文。

 

ジャーナリストとかそういう人じゃない、

ヤクザと呼ばれるような人たちがみた、北朝鮮。

 

そこがまた、よかったなぁ。

二宮と桑原のコンビ、会話とかすごく笑えた。

主人公の二宮はヤクザの桑原のことを内心嫌ってて、

あいつは最低だ!って心の中でずっと言ってたけど、

私には桑原すごく素敵な人にみえた。

男らしくて、人情があって、強くて。

 

最初にツアーで平壌に行くところはともかく、

その後で中国から北朝鮮に密入国するのは

どの国に密入国するより怖い気がする。

 

ラストがもう最高。