なんだろう。
夢中になって一日で読んだし、
読み応えのある物語だったけど。
本の後ろの紹介文を読んで、
病気の少年の話だと思ってたら、
全然違う展開だった。
第一章の本当に12歳だった時の話が、
一番よかったな。
少年時代のあったかい感じがよかった。
第二章からは、
ん?何か思ってたのと違う展開になってきたぞ、と思った。
そして第三章の北朝鮮の地雷原の話は一番忘れられない。
彼らの絶望とか恐怖とか想像すると、
それがこちらにも伝染してくるようだった。
韓国兵が、あの状況になって
本当の胸のうちを暴露するところはとても辛かった。
涙がでた。
そして、そんな終わり方?というのが
どうも私にはダメだった。
物語の構想はいいなと思うけど、
あの終わり方だと壮大なスケールだったのが
意味ないなと感じてしまって。
最後にベルギーに不法入国して
友達を犠牲にしてまで
あの場所で母親にあう必要があったのか。