- センセイの鞄 (文春文庫)/川上 弘美
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「年の差を超え、
せつない心をたがいにかかえつつ流れてゆく、
センセイと私の、ゆっくりとした日々」
と紹介文に書いてあった。
読む前も、読み始めてからも、
これは「センセイと私」の恋愛なんだろうか、
それとも友情なのかと思っていて、
「これは恋愛なんだ」と分かるまでに、
時間がかかった。
こういうのがいい。
センセイも私も、すごくあったかいなぁ。
ほのぼのあったか小説だったけど、
笑える場面もけっこうあった。
そういうつもりで書いているのかは分からないけど。
淡々としているからこそ、笑える。