- キッチン (新潮文庫)/吉本 ばなな
- ¥420
- Amazon.co.jp
私はとてもはまりやすい体質なので、
好きな作家が見つかると、
その人の本ばかり読みたくなる。
一番最初に読んだのは、
「なんくるなく、ない」だった。
これはエッセイだったけど、いいなと思い、
そのあと小説の「なんくるない」を読んで、
完全にはまった。
その後友人に借り、
「マリカの永い夜」
「アムリタ」
と立て続けに読み、
昨日「SLY」を読み終えたところ。
ちなみにその後「キッチン」を読み、
感激した。
「キッチン」と「吉本ばななさん」は有名だし、
もちろん名前は知っていたけど、
何となく今まで読まなかったなぁ。
でも、ふと思ったけど、
学生のころ教科書に
何かしらの作品が載っていたかもしれないな。
吉本ばななさんの本は、
いつもそうだけど、
読んでると旅に出たくなる。
読み終えた後はとても温かい気持ちになる。
登場人物がとにかく素敵で、
とても憧れる。
こんな風になりたい、
こんな風に生きたい、と思う。
キッチンも温かかった。
確かに周りの人はどんどんいなくなるので
寂しいし悲しいはずなのに、
温かい気持ちになる。
それはあの二人が優しい人間だからだろうか。
そして自分自身の大切な人を
愛しいと思わせてくれた。