キッチン (新潮文庫)/吉本 ばなな
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私はとてもはまりやすい体質なので、

好きな作家が見つかると、

その人の本ばかり読みたくなる。

 

一番最初に読んだのは、

「なんくるなく、ない」だった。

これはエッセイだったけど、いいなと思い、

そのあと小説の「なんくるない」を読んで、

完全にはまった。

 

 

その後友人に借り、

「マリカの永い夜」

「アムリタ」

と立て続けに読み、

昨日「SLY」を読み終えたところ。

ちなみにその後「キッチン」を読み、

感激した。

 

「キッチン」と「吉本ばななさん」は有名だし、

もちろん名前は知っていたけど、

何となく今まで読まなかったなぁ。

 

でも、ふと思ったけど、

学生のころ教科書に

何かしらの作品が載っていたかもしれないな。

 

吉本ばななさんの本は、

いつもそうだけど、

読んでると旅に出たくなる。

 

読み終えた後はとても温かい気持ちになる。

登場人物がとにかく素敵で、

とても憧れる。

こんな風になりたい、

こんな風に生きたい、と思う。

 

キッチンも温かかった。

確かに周りの人はどんどんいなくなるので

寂しいし悲しいはずなのに、

温かい気持ちになる。

それはあの二人が優しい人間だからだろうか。

 

そして自分自身の大切な人を

愛しいと思わせてくれた。