キルギスには至る所にペトログリフがあります。
一番よく知られているのはチョルポン・アタの野外博物館にあるもので、
900以上のペトログリフやストーンサークルなどが点在しています。
これを書いたのはスキタイやサカ族のものやそれ以前のものもあるようですが、詳しいことは分かりません。
首都にある民族大学なんかに行けばわかるのかもしれませんけどね。
ま、このペトログリフなんですが、
つい最近まではぼくも知りませんでしたが、一番有名なものがチョルポン・アタのものであって、それ以外にもたくさんあるようです。
今回紹介するのはそんなキルギス中に点在するペトログリフ群のひとつで、
イシククル南岸、トゥーラスー村にあるものです。
このトゥーラスー村のペトログリフですが、
その村にあるという情報だけを頼りに、その他の情報は一切知らないまま思い付きで行ったんです。
村の人にでも聞けばすぐ見つかるかなって。
これが失敗でした。
タクシーの運転手はもちろんのこと、
村の人も知りませんでした。
第3村人まで聞きましたからね。
それでも誰も知りませんでした。
「たぶんあれの事か」とか言われ連れて行かれたのは村の学校。
そこにあったのは、石器時代のものと思われる石臼みたいなものと、バルバルと呼ばれる石人だけでした。
結局、らちがあかないので旅行関係の仕事をしている知り合いに電話をし、
詳細の場所をタクシーの運転手に伝えてもらいその場所に行くことに。
(最初からこうすればよかった。)
丁度その場所で家畜の放牧をしていたおじいさんに聞いたところ、
「山ヤギの絵ならここにあるよ。」
知っている人は知っているようです。
そして、彼らにとっては何の価値もないもののようです。
家畜を放牧する人にとっては腰掛の一つくらいにしか思わないんでしょうね。
まま、見つかって一安心です。
見つからなかったら、一緒に行った人たちに申し訳ありませんからね。
これがトゥーラスー村で見つけたペトログリフの一つ。
残念ながら落書きだらけですが。
後日行ったときには思いもよらないほどのペトログリフを見つけることができました。
というわけで、今日から数日はここのペトログリフでも紹介しようかと思います。
ついでにアクセス情報です。
ボコンバエバ村から車で15分の所にあるトゥーラスー村のメイン通りを南(山側)へ、
村を抜けた所にある草原(主に道路の左側)に散在している石のいくつかにペトログリフがあります。
車が無い場合、トゥーラスー村へ行くにはタクシーをチャーターしなければなりません。
料金は一人150ソムも出せば行くことが出来きます。
それではまた明日。
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