いつも獨協大学男子ラクロス部に多大なるご支援、ご声援をいただきありがとうございます。今シーズン主将を務めます千田貴大です。文章で何かを伝えることが苦手で稚拙な文章で順番がぐちゃぐちゃになってしまっていますが最後まで読んでいただけたら光栄です。

令祝よりも書くと意気込んでいましたが足元にも及びませんでした。あんたすごいです。


まずは昨シーズンを振り返ってみようと思います。昨シーズンはやっとの思いで入れ替え戦に勝利しなんとか一部に残留することができました。

正直この結果を受けて僕はこのチームでこの結果なら妥当かなと思っていました。

昨シーズンの獨協は間違いなく最も練習量が少ないチームであったと思います。自主練の人数は1桁が当たり前。ろくに練習試合でも勝てない。

そんな状況を変えることすらできずにシーズン開始時にfinal4だった目標も自分の中で残留に3月の時点で変わっていました。

いざリーグ戦が始まると前シーズンには感じることがなかったプレッシャーを1戦目、2戦目と感じ地に足がついていないような感覚でプレーしていました。

みんなには緊張なんかないと言っていましたが、実際は全然そんなことはありませんでした。

自分の中で腹をくくれたのは2試合とも負けたあとでした。

少し戦術の話になってしまいますがそれまでやっていたマンツーマンDFからゾーンDFへの変更を決意しました。

この変更にあたって変わることはたくさんありますが最も僕に影響が出ることは被ショット数が増えることです。

ということは僕のセーブ力がもろにDFに影響を及ぼすということです。

正直この構想は前シーズンの段階からありました。しかしそれを実際にやる勇気を持つことができず、既存のシステムを採用していました。

もっと早くにこの決断をすることができていればと今になっては思います。

そんなこんなで3戦目は勝利し4戦目の日体戦。

結局この年学生日本一に日体はなりましたが過去一勝てる自信がありました。

また始めて日の浅いゾーンDFもそこそこ機能しなんとか耐えていましたが結果は敗戦。

しかし、DF陣からしたら相手のことも考えるとリーグ戦の僕たちが出せるベストゲームだったのではないかと思います。

その後の慶應戦は負傷で欠場。入れ替え戦は一点差で勝利。不完全燃焼に終わった昨シーズンからは決断とメンタルの重要性を学びました。




そして迎えた今シーズン。主将を務めることになりました。中高でも主将を務めていましたが、学生主体の集団の主将は初で正直めんどくさいと思う瞬間がいくつもあります。

主務やスタッフがいなかったら確で活動できていないです。ありがとう。


また今シーズンは目標を「日本ラクロス界に衝撃を、獨協ラクロスを見た人に勇気を与える」としました。

そしてその手段の一つとして日本一を掲げました。final4で良いんじゃねなんて言われましたがゴール地点に負けを想定することが嫌いであることと今年の戦力なら間違いなく日本一を狙えるチームになれる自信があったこと、そして結果と同等の価値を組織にもたらしたかったことからこの目標を設定しました。

正直この目標を決めたのは自分自身だし、日本一も僕のわがままです。みんながこれに対してどう思っているか、真に納得しているかどうかはあまりわかりません。

でも僕はみんな知っての通り欲張りです。

貰えるものは貰いたいし取れるものは取りたい。

そんな僕のわがままにみんながついてきてくれると嬉しいです。


主将となってからは今まで以上に部について考えることが増えました。

特に増えたのは部員のみんなとの接し方について。

このチームは仲が良いと思います。

もちろんこれは良いことですが悪い方向に働くこともあります。それは特に練習の時に顕著に出ます。

セット間にだれる。
集合が遅い。
他にもいろいろあります。

そんなときに今までは特に何もしていませんでしたがこれからは自分が指摘していかないといけない立場です。

特に昨シーズンから今シーズンにかけて集合の話を聞いていないようなシーンも何度か見られました。

またそれが原因で失点したこともありました。

一つの集合ですら蔑ろにしてはいけない。

そんな思いから最近は集合の時の会話量が増えてしまっています。

いつも長くてみんなごめんね。

でも無駄なことは一つも言ってないつもりだから最初から最後まで全部しっかり聞いて欲しいです。


また、僕はラクロスのプレー以外で何かを強く訴えることが苦手です。

昨シーズンは厳しいことを言わないといけないシーンでどうしても笑いに走ってしまっていました。

しかしそれでは勝てませんでした。

まずは自分が変わる必要があります。

これからは今まで以上に厳しくみんなに話すことがあると思います。

俺だって本当はあんま言いたくないです。

誰かに言って欲しいまであります。

でもそれでは強くなれない。

強くなるためには自分がしたくないことをしなければいけません。

これは何においても言えることです。
だからやります。

憲伸今日は電話で厳しいこと言ってごめんね。
どれもすべて期待してるからこそです。

残り1日のつま恋、自分に何ができるか涼と考えて精一杯やってきて下さい。


またそれ以外にも僕の中で試行錯誤した部分がいくつかあります。

それはB試合の開催及びチーム内のABC分けです。

獨協のような中小規模の大学はBの選手の活躍の場がなかなかありませんでした。

しかしそれでは競争が足りないと思いB試合の開催を決めました。

チーム分けも同じ理由です。

しかし、これに関してはあまり成果が出ていません。

なぜならAとBの差が大きくて入れ替えが滅多に発生しないからです。

最近ではこれだったらAチームの練習を増やした方がいいのでは無いか。

でもそしたら来年以降に繋がらないんじゃないかと葛藤しています。

もちろん自分たちは今年に全振りしたいです。

しかしそんなことをしたら後輩の成長率が下がってしまうのではないかと思い悩んでいます。

誰か僕に答えを教えてください。

まあそんなこんなでいつも悪巧みしかしてないように見えて結構ちゃんと考えてます。

いや、悪巧みは全部将玄がしてます。

将玄くん、僕が全部裏で操ってるような言い方はやめて下さい。


少しチームの話をしようと思います。

令祝は同期1人1人にメッセージを書くことを期待してるみたいですがめんどくさいので書きません。

その代わり学年ごとに話そうと思います。

まずは同期。正直に言います。

もっとリーダーシップを発揮してください。

誰が上級生が時々わかんなくなります。とくにDF陣。

何かを人任せにするのはやめて当事者意識持ってください。

ミーティングで話した内容を茶化すのやめてください。

みんな優しいから俺が後輩にキレた後のフォローお願いします。

自分たちが怒られた時は自分たちでなんとかしてください。




新3年生。

お調子者が多いですがその雰囲気の良さに救われています。

しかしその一方、お調子者すぎてチームを乱すこともあります。

もう先輩におんぶに抱っこは終わりです。

日本一を目指すチームの主軸である自覚を持ってチームを引っ張っていってください。

残念ながら新4年にそういう奴はいません。

でもお前らならできます。

信頼してるからこそキツく当たる時もあります。

でも最後まで信じてついてきてください。


新2年生。

今が一番きつい時期だと思います。

ですがあえて言います。

もっと練習してください。全然足りません。

このままではリーグ戦で活躍することはおろかメンバー入りも叶いません。

ウィンターで結果は残せましたが上級生が絡むとそうはいきません。

わからないことがあったらなんでも聞いてください。一緒に頑張りましょう。



チームの話はこれくらいにして今シーズンのリーグ戦に向けて話をしたいと思います。

先日今シーズン初の負けを慶應に喫し、東大にも僅差で負けました。

今シーズンも彼らが強者で、僕たちが挑戦者という構図は変わりません。

日本一になるためにはそういうチームに勝たなければなりません。

目標に対して成長が追いついていない。

これは以前ミーティングで話したことです。

僕たちは試合に勝つことでラクロスが楽しいと思うことができます。

この勝って楽しむ精神はゾラさんの時から言われていることです。

僕たちはこの楽しさを知ってしまいました。

だから勝ちにこだわります。

「獨協の戦い方は見ていて面白くない。」
「時間を使うラクロスは好きじゃない。」

こんなこと言われても気にする必要はありません。

なぜなら僕たちは一つのことをチームとして徹底する難しさとそれを完遂して勝つ楽しさを知っているから。

でも間違えてはいけません。

楽しむことと楽することは同じではありません。

辛いことを必死こいて乗り越えた先に楽しさ=勝利があると思います。

しかし今のままでは日本一には程遠いと思います。

だから僕はスローガンに"EVOLVE"を掲げました。

試合で発揮できる実力なんて限られてます。

120%なんてありえません。

MAX100%の中から何%を引き出すことができるかの勝負だと僕は思います。

だからこそ100%を引き上げる作業を続けないといけません。

それは練習の量と質に間違いなく比例します。

今日練習するのだるいなとか人間だからあると思います。

でもそんな時でも頑張れる奴が結果を残す可能性が高いと思います。

そんでもって本気で頑張ってる奴はとてもカッコいいです。みんなでカッコいい集団になりましょう。

そして自分達が目指すところを再確認しましょう。

今までの獨協からしたらあり得ないくらい高いとこにあるゴールが待ってます。

取りましょう。日本一。

新4年 主将 千田貴大