おはようございます (^-^)/
母の介護日記ー最終章
温泉一泊旅行に連れて行っていただきました。サロマ湖畔のホテルです。
その時の写真です。
施設の利用者全員が行けたわけではなかったですから、施設にもスタッフが残らなければなりません。施設のスタッフが時間をやり繰りしてくれて、実現した旅行です。
車に分乗して、ホテルに着き、数部屋に分かれて、一休み。その後、宴会。
その時、ホテルで用意してくださった料理に感激しました。なぜなら、母の為に、とっても綺麗な彩りの刻み食を作って出してくださったのです。しかも、どれもこれも美味しい。母が食べ残した料理をみんなで試食しました。中でもお粥のおいしかったこと。見た目だけでない、本当に美味しい心のこもった介護食でした。
シェフ、およびホテルのポリシーを感じました。こういう心意気のお仕事をされているんだなぁと、本当に感激しました。
夜は、家族とスタッフ混じり合い、みんなで語り合い楽しい時間を共有しました。素晴らしい、想像もしなかった思い出。
思い出すと涙になっちゃう、嬉しくもあり淋しくもあり。
翌朝、また、美味しい介護食をいただき、母の嬉しそうな雰囲気を喜びながら、帰路に着きました。
その後も、スタッフとの温かく楽しい関係をいただきながら、数年経過しました。
母は、平成26年の3月、私が骨折し入院手術をしている時に、天に召されました。
施設のスタッフ達は、わが夫さんに協力して下さり、母を見送って下さいました。本当に、言葉で表せないくらい、有り難かったです。親戚以上に、私達に寄り添ってくれました。
母の介護日記は、これでおしまいです。
介護は、確かに大変でしたけど、それだけでなく、素敵な出会いや人間が老いるとはどういうことなのか、などを教えてくれました。認知症は、その人の真実すべてを表に見せてくれます。そしてどんな時も一生懸命生きていたなぁ、と思います。
毎日が、自分の逃げ出したい、眼を塞ぎたい気持ちとの闘いだった時期もありました。いつまで続くのかと、不安でいっぱいな時もありました。ですが、施設とのご縁は、想像を上回るものでした。
どんなに辛い介護も、いつかは終わりが来ます。私の中に、プレゼントを残して母の介護は終わりました。
長いお話にお付き合いいただき、ありがとうございました。
今日もクリアで有意義な1日を…