おはようございます (^-^)/

 
長くなってますね、申し訳ない。何しろ15年の間の話ゆえ、いーっぱい事件があったね。
 
その中で、極め付け…
 
家に帰る行動、でしたね。
この行動が今の家に引っ越しをする決断を導いたのです。
 
母の生まれ故郷は、樺太です。父親を8歳くらいで亡くし、その後、家族で北海道に移住した、ということでした。
 
認知症になると、古い記憶にたどり着くようで、今の家は、「私の家ではない」と言って「帰ろう」という言葉が頻繁に口をついて出てきていました。
言葉だけのうちは良かったのですが、フラッと家を出る行動が始まりました。
知り合いのタクシーの運転手さんが見つけて、家まで乗せてきてくれたり、隣の美容室の方が、「お母さん、うちの角を曲がって歩いて行ったよ」とお電話で教えてもらい、必死で追いかけたり…
 
そんなこんなで今の家に引っ越し、家の庭や敷地内を自由に歩いてもらえるようにと考え、圧迫感のない、フェンスで囲んでもらいました。
 
そこにいるのは、母だけど、子供だった時の記憶で動いているかんじ。だから、自分がいつも知らないところにいる気がしていただろうし、わからない事が沢山あって常に不安だったんだろうと思います。
私は、このころ、母の姉に成り切って、少しでも安心して貰おうと、母をちゃん付けで呼び始めました。
 
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こんな感じの花が好きだったな~
 
 
いつしか、水洗トイレをトイレと認識できなくなり(母の子供時代に水洗トイレは無かったものね)、「お小水がしたい」と言う母を便座に座らせても、ニコニコ話をして、1時間もトイレで座談会。うまく、「ここでしてもいい?」と聞いてきて、無事に終わる時があるかと思えば「また、後にしようか」、と言ってトイレから出たあと「お茶でも飲もうか?」とお茶を用意している間に、自分の気の向いたところ(家の中)で用を足してしまうという…
 
こんな感じで、トイレに辿り着けなくなり出し、毎朝、寝具を洗うような状態になっていきました。
睡眠もしっかり取れない中、毎日、淡々とお洗濯していました。体力は、有ったのね(笑)
 
そんなある日、ケアマネさんの訪問日が来ました。
 
そこから、思いもかけない展開が回り始めました。


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