おはようございます (^-^)/

 
親の介護、大なり小なり、多くの方が経験することです。
本当に色々ありましたよー。
今だから、笑って話せますけど、当時は、必死の形相だったに違いないわ(笑)
 
通帳紛失事件…
 
あれは、祭日、文化の日のこと。
母が青い顔をして、二階に住んでいる私を呼びに来ました。泥棒が入ったと言うんです。
母の家に入って「何が無くなったの?」と聞くと「通帳全部」との、答えが返って来ました。(いやいや、泥棒が入った後の家の中ならもっと荒らされているはず。しかも母は在宅だったし、泥棒さんにも会っていないし、何処かに仕舞って忘れたんでないかい?)と、思い、家中あちこち探したものの見つからず、翌日、母を連れ銀行に行き、通帳は再発行の手続きを、カードは、使用不能にして、再発行をしてもらいました。
 
とりあえず、ひと安心した母ですが、私は安心どころか、また同じような事が起こる気がしてあずましくないったら、ありゃしない。案の定、何日か後、こんなところ!って場所から、通帳さんが全部お出ましになりましたから~(箪笥の一番下の引き出しを抜いたところに隠しスペースが有り、そこに鎮座していた通帳さん。これも、不安のなせる業。しかし、知らなかったわ、箪笥のこんな仕組み)
 
そこで、考えた末、通帳のコピーを取り、ファイルに入れて母に渡し、通帳自体はわたしが預かりました。ファイルの表紙には、通帳本体は私が預かっている事を大きな字で書いておきました。さらに定期預金などは、銀行に貸金庫を貸していただき、そこへ収納し、私もひと安心しました。
 
いろんな事が起こるたび、対処に追われ、少しずつ疲弊していく自分を実感して、焦燥感の中を漂っていましたね。なんだか、私まで、モノが覚えていられない気がしてきた時は、鬱の入り口に立っていたのかもしれません。
 
だんだん、昼も夜も、無くなる母。
現実に対処していても、心は、いつも現実逃避な私。
 
いつまで続くんだろう?
私は、感情に流されないよう、必死で流れに逆らって泳いでいました。