宣章さん、運命を狂わす魔性の男だよな

結局、俺も甲斐も宣章さんに惚れて、どうしよもなく狂った男だからさ。宣章さん自身にそんな気がないから、俺も甲斐も余計に狂うんだ




最果てのロクデナシ (セシル文庫)/樹生 かなめ
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読み始めて気づきました。

【限りなくゲームに近い本気】高須賀×慧一(未れびゅ)のスピンオフ【貴公子の理不尽な愛情】甲斐×設楽(未れびゅ)のスピンオフでした♪



【 最果てのロクデナシ 】 ( セシル文庫 著:樹生 かなめ ill:一ノ瀬ゆま 

■□あらすじ□■里和宣章の人生は甲斐佳之という男で狂った。
まさか自分が男の性の対象になり、あられもない写真を撮られて脅..迫されるなんて夢想だにしなかった。
絶望感にとらわれた里和は死を選ぼうとしたが、通りすがりの老人にとめられ、安住の地を与えられる。
老人の家族としてひっそりと暮らし、いつしか7年。弟のように思っていた千里の想いを受け入れようとした時、ロクデナシの甲斐が現れて!?
《裏表紙より》



里和を拾った?じーさんの孫・仁科千里(にしなせんり・16で出会います)

×

甲斐から逃げられず死を覚悟した里和宣章(さとわのぶあき・26) 10歳差年下攻


仙太郎爺さんに拾われた(助けられた?)里和さんは、家を捨て職(高級官僚)を捨て、「鈴木宣章」と名乗り、そのまま銚子の仁科水産でお世話になりました。その7年後のお話し。。。


謎も多くてワケアリ然とした里和さんをイチズに想う千里。

警察に追われてると思い必死に匿ってたり…千里は優しいコでした。でも全くの別人だけど、年齢も同じで顔立ちもどこか似ていて…甲斐から離れたのに、悪夢に苛まれ続ける里和さんでした。



里和さんに恋した甲斐の常軌を逸した7年間もの執着…ロクデナシで迷惑だけどあの一途さは凄いです。

警察官僚になって変死体まで隈なく捜索するほど7年経っても甲斐は甲斐でした!!!!!(((゜д゜;)))


でも、里和さんを見つけ出し、千里をボコって連れ戻った後←当然無理矢理

マンションでの件は可愛かったんですよね!

逃げられたくないけど拘束はしたくない・・とか

ロクデナシ仲間の慧二に様子を見に行かせたり、飛んで帰ってきたり…とか

酷いは酷いんだけど少しオトナになってて優しくなってました。

ハードルがとんでもなく低いからそう思うのかもですが!?(^▽^;)


なので、甲斐の言い分を読んでたら、こんなに愛してるのに、愛さない里和が悪く思えてくる不思議(苦笑)

それに、千里とイタすより(最初未遂だった故)甲斐に凌...辱される方が多く、甲斐×里和で落ち着くんじゃないか?と思える神秘(脂汗←なんかキタナイ


…でも甲斐にはロクデナシ仲間で宇宙人で同棲相手の設楽がいて、千里も一途に追いかけて…予想を裏切るというか、予想通りというか…(どっちだよ

結局「魔性の男(里和)」は千里を選びました。





俺が愛した十分の一でも百分の一でもいい。俺にここまで惚れさせた里和さんが悪いんだからさ


「一度でもいい、少しでも僕の気持ちを考えてみたまえ、愛せる訳がないだろう」 内心で文句を言い、必死に訴えた甲斐の気持ちには答えることのなかった里和さんでした。

何で愛さないの?って思ってごめんっっっ!尤もだと思いますわぁ~(汗


でも…

俺が愛した半分でもいいから

俺が愛した十分の一でも百分の一でもいい


君の十倍でも百倍でも愛してあげるから 


甲斐によく似て非なる千里に同じことを言われ複雑そうでしたが…千里にはすんなり答えてて…なんだかんだいってこれが当然というか、この選択が普通ですよね。里和さん間違ってないと思います。

だって強..kan..魔のロクデナシより、激情をぶつけず我慢して里和を思いやりながら一途に想い続けた優しいコの方がイイもの。(o^-')b


でももう、これで一安心☆ハッピーエンドとは思えませんが…;


だって、甲斐は『影と色気がある綺麗な男が好き。綺麗って言っても女顔じゃなくて男顔で綺麗な顔がいい。肌は白くて体毛も薄め。でも下の毛はアフロが最高・・・・・・だけどこれはいいや、絶対にはずせない条件は年上なんて言ってましたもんね。

設楽も綺麗だけど同い年だし、宇宙人だし…それこそなんかムリヤリだし?(笑

甲斐を繋ぎ止めていられるかしら?甲斐はもう追いかけてこないかな!?まだまだ不安は拭えませんわ!(笑



なんといってもGO☆姦に始まり、そこそこの時間を共にいて、最後まで絆されず落ちない受が新鮮でした。(≧▽≦)

BでLだと珍しくないですか?


タイトルに偽りのない果てしないロクデナシっぷりもそうだけど…樹生さんらしいパンチの効いたお話しでした。


ドキドキドキドキ

ゆたか


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ロクデナシシリーズといっていいんでしょうか?( ´艸`)

上3冊は、今作にも出てきた慧二の兄ちゃん慧一とロクデナシ仲間・高須賀のお話しです。

負けず劣らず酷い所業!(((゜д゜;)))

愛があるから許せますが…いや愛があっても許せなこともしばしば//笑

そんな偏愛・執愛まみれのこのシリーズはダリアノベルズで既読ですが、すっかり嫁に出してしまって数年。

今頃、またスピンオフを読めると思ってませんでした。


再婚しちゃおうかなぁ~(●´ω`●)ゞ