ほんとかよ。ヤッてる途中で『やっぱり無理だ』なんて逃げられたら、俺、すっげー傷つくぜ？これ以上俺を傷つけるなよ。わかってるんだろーなテメェ
ベタなサブタイトルもご愛嬌ですｗ（こらこら・・
【 スイートホーム～友情があって愛に成る～ 】 （ プリズム文庫 著：綺月陣 ｉｌｌ：椎名ミドリ ）
■□■ あらすじ ■□■ 碧（みどり）は雑誌に載る程の人気シェフだが、鈍感な『親友』の遼平（りょうへい）を餌付けするのに必死。なのに彼に彼女との結婚話を告げられ、愕然。あんなに色々喰わせたのに「一番美味いよ」って言ったのに!! 彼は自分のものにはならない。傷心の碧は酒に溺れ、何も知らない遼平に窘められるが、もう素直に聞けない。ヤケクソで彼の指に舌を這わせ、高ぶり濡れる己に、思わせぶりに手を伸ばした。初めて見る友の姿に呆然の彼を、妖艶な笑みで眺めながら...。壊せない友情と切ない恋情にゆれて。 《裏表紙より》
ゆたかはＢＬに夢を見ているオトメなので、★一穴一棒主義と申しましょうか・・・★一棒一穴主義と申しましょうか・・・ん？同じ？？(*^o^*)
相手が入り乱れない、甘いお話しが好きだったりします。
で、このお話しがそうかというと・・・・ずぇんずぇん違います。
受けの碧には何本★挿入されたでしょうか・・・？？？腐腐腐っ
だからと言って、荒んだお話しではなくて、大人の恋の切なさが描かれていますｗ
長年の片思いって切ないな～！！やっぱそれを味わうには３０前のオトコでしょ！！！的なｗ うふっ
打算の見え隠れする妻子ある男・羽瀬川の誘いに乗り愛人になる碧。
なぜなら、羽瀬川の雰囲気が愛しい遼平に少し似ていたから・・・そして、羽瀬川の少し酷い抱き方が・・・碧を癒します。
そして、羽瀬川のおかげでお店も繁盛しますが…う～ん。。。
★羽瀬川の打算は、碧をまつりあげ人気者にし、雑誌の発行部数を上げ、それを餌に碧の体を自由にする・・・。碧もわかってて相手をしてますが・・・愛情はなくても情はあってなかなか切ってしまえません。結局、羽瀬川から切られると言う屈辱を味わいます。
それでも、心の隙間が埋まらない時は、高校時代からのもう一人の親友・小熊（テディ）にも抱かれます。
テディがまたイイ奴でね！！！許せちゃうんだな・・・
遼平を想いつつ色んな男に抱かれる碧・・・これだけ読むと、碧は節操無しなんですけど・・・実は超イチズっ☆それがまた切ないんですよね。
本命の遼平には手も足も出さず、コツコツ餌付けをするだけ。
そして、足の指の爪を切りマッサージをし、脱いだスーツはプレスをかけ、ワイシャツにはアイロン・・・
愛情を求めることもせず、ただひたすら尽し続けます。
スレてるんだか、純情なんだか・・・器用なんだか、不器用なんだか・・・碧のあまりのいじらしさに涙が出ました。
ただ・・・遼平が鈍い！！！コヤツの鈍さはとんでもありません！！！
高校時代も社会人になってからも、彼女が出来ても、そして、結婚を決意してからも・・・遼平の根幹では碧を選んでるのにそれに全く気付かないっっ！！！
焦れ焦れがイイつっても限度がありますっ☆ほんとにもう！！！
結局、遼平の結婚が破談になり、碧の性癖がバレ・・テディとの真っ最中を遼平に見られるという最悪な展開を迎え・・・３人の関係も終わりが見えてしまった頃、碧を支え続けたテディが動きます。
テディがほんとイイ男で・・・（でも、イイ奴止まりで終わってしまうタイプなのかな？？ほんと勿体ないっ☆）
何年彼に癒されてたんでしょう！！！テディあっての遼平×碧なんですよ！！！うるうる
あとがきに
能天気だけどじつは優しい。愛はなくても情は濃い。カモンと言われりゃすぐに勃たせる男前、テディ
とありました。
碧を癒し続けたテディも、実は碧に癒されていたので、離れることができなかったのかな？？少し風向きが変わってれば、碧の横にはテディだったかもしれません！
ストレスの多いテディにも、かわゆいお相手見つかるといいなっ☆
クラブのママさんなんて言わないで、イカした相棒見つければイイのにｗ
でね・・・この遼平は想像通りのヘタレ攻め。
お前がいなきゃ、笑顔も忘れる。だから碧、頼むから・・・俺を見捨てないでくれ
なんて甘えたことをぬかしつつ、お初ではリードしようと張り切りますが・・・
手慣れた碧さん。叱りつけながらも甘やかし、そのデカイやつ、上に向けて。俺がしてやるから・・・ちゃんと迎えて なんてちゃっかりリード！！もう自分のペースでガンガンですっ！！！
そんな碧がまた可愛いっ☆
うん♪二人の相性は抜群ですねっ♪♪♪腐腐腐っ
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★なぜか・・・綺月さんと言えばケダモノを思い出してしまうゆたかでございますが・・・綺月さんの描くリーマンものが好きだったりしますｗ
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