【　昨日の敵は明日の恋人　】　著：綺月陣

俺はお前と、決着つけるために来たんだよっ！なのに、どうして、こんな展開になるんだよっ！

どうして？俺が訊きたいくらいだ。先にキスしてきたのはお前だろう

お前が俺の顔を覗き込んで、誘うような顔するからだろう！お前がっ！

昨日の敵は明日の恋人 (プラチナ文庫)/綺月陣 ￥580　Amazon.co.jp

付き合う前抱き合う前に、何年も要して焦れ焦れするのも大好きですが、一目見た瞬間に恋に堕ちる、「運命的な恋」も大好物ですｗ

今作はまさにそれっ☆ビビビ♪ときました！！二人で盛り上がって二人で揉めて・・・二人で解決します。凄く楽しい♪ゆたかの好きな作品です。でね、攻・タキが黒髪メガネで・・・紺野さんのイラストもツボをついてくるんですよねｗ　ふふふっ

【　昨日の敵は明日の恋人　】 (　プラチナ文庫　著：綺月陣　ill：紺野けい子　）

■□■　あらすじ　■□■　嫌々行ったお見合いパーティ。若手プランナーの一世（いっせい）は、凄いイケメンに出会う。タキと名乗る彼は、性格も笑いのツボも、セックスまでもが、すべて好みの男。「一世にとって最初で最後の男だ」強気に囁かれて貫かれても、痛みすら嬉しくて。やっと見つけた運命の恋人。――のはずだったのに。憎んでも憎み足りないアイツだなんて！！自分から抱きついたのが許せないくらい、負けたくない。逆に縋りつかせてやらねばと、勇んで彼の元に赴くが・・・！？負けず嫌いの意地っ張り愛★《裏表紙より》

「タキ」と「一世」。野暮なことは言いたくないと、呼び名だけを教え合い、出会ったその日に抱き合います。顔も性格も超好み、身体の相性もバッチリ。会う度毎に惹かれ、想いは増すばかり・・・。プランナーとして忙しく働きながらも時間を作り、少しでも長く抱き合いたい！！付き合いだして１か月経っても、二人の時間は濃密で甘く、激しいものでした。

でも、本名も職場も住まいも、本当のことは何も知らなくて・・・結局は都合のイイ恋人でしかなかったんですよね・・・・・。

駅東のファッションモール「East-Q　Garden」のプランナーの一世には、超えたくてたまらない男がおりました。それは、駅を挟んで西にある老舗デパート「西王堂」のプランナー・石原。企画を出せば一世と被り、必ず内容もワンランク上。いつも１歩も２歩も前を歩くにっくき男。何度苦汁を飲まされたことか。

いつか超える企画をだして、鼻を明かしてやる！！と・・。

でも、石原のツメが少し細かいだけで、一世が劣ってるわけじゃなくて・・・凄く良く似た感性の持ち主。じゃないと何度も何度も企画が被るはずもありません！傍目から見ても凄く気が合いそうな二人なんです。

そんな時、石原にライバル心剥き出しの一世が、「想い人＝にっくきライバル」の事実を知ってしまいます。一世の動揺を何に例えたらいいのか・・・西王堂に怒鳴り込んでしまうくらい取り乱してしまいます。

石原隆行（いしはらたかゆき）がタキだったなんて・・・・

そんな男相手に抱かれてしまったなんて・・・

騙された・・・馬鹿にされた・・・弄ばれた・・・見下された・・・・・・許せないっ！！！！

なのに、逢えば身体は痺れるように誘われ陥落。とっても気持ちいいのです！！！！腐腐腐っ

プランナーとしての気持ちとは、別のところでやっぱり恋人なんですよね！！

このやろぉ～！！と思ってるのに抱き合ってしまう二人！！！

それでも、抵抗し負けん気だけで立ち向かう一世。

いがみ合いすれ違うやりとりに萌えますっ☆