「喪服に素足とは、ずいぶんそそられる格好だ」
闇色のドルチェ・ヴィータ (ラヴァーズ文庫)/神奈木 智
¥600 Amazon.co.jp

ひゃあああ!隠してるのは宝生のコートのファー!?どえらく長いな・・・と思ったら違うみたい。(^m^)

【 闇色のドルチェ・ヴィータ 】 ( ラヴァーズ文庫 著:神奈木智 イラスト:海老原由里 )

■■■ あらすじ ■■■
「報酬は私への忠誠です」たったひとりの心の支えだった従兄弟をなくした要(かなめ)は、自分と従兄弟を不幸に陥れた人物を恨んでいた。そんな要の前に、ひとりの男が現れる。その美しい男、宝生(ほうしょう)はホストクラブ・『ドルチェ・ヴィータ』の経営者であり、裏の顔は“復讐代行人”。理不尽な仕打ちを受けた要の代わりに宝生が恨みをはらしてくれるという。代償は、幹部ホストたちの世話と、宝生にベッドにへ呼ばれたらどんな時でも従う事・・・。美麗なホストたちに囲まれ、平凡に生きてきた要の甘い生活と闇の復讐が始まろうとしていた――・・・。 《裏表紙より》

美形のインフレと言わしめた5人のホストたち!彼らがまた魅力的なんです。

幼く可憐な容姿で毒を吐く元ヤン王子様・(めい)
クールで精悍、黒尽くめの男・早紗(さしゃ)
宝生の右腕、穏やかな麗人・桔梗(ききょう)
一番の年下、なつく姿も可愛い大型犬・冬真(とうま)
NO,1ホストで人格破壊者、宝生弟・ミヤ

ホストとしてのお仕事は見せてくれませんでしたが、代行屋として動いてました。
直接手は下さず、緻密な下調べと計画で逃げ切れないように仕向けます。
他人から死を与えられるのか・・・自分で死を選ぶのか・・・或いは警察に捕まるのか・・・対象者自身の行動で結末は変わって来ます。だから、ぐはぁ~!と血が飛び散ったり、痛みを感じてのた打ち回るということではありません。
要の復讐には納得できましたw

でねでね!早紗×茗なんですが・・・この二人の獣ぶりがイイw
どちらかがその気になったら応戦するのがルールだそうで、要は来て早々リネン室で見せ付けられてしまうんです。とにかく早紗がベタ惚れだったので、茗がほだされてるのかと思ったら茗もしっかりスキだったんですね。
この二人はいいなぁ~!もっと見ていたかったかも。(^m^)

で、なんで主人公のこと書かないの?って・・・・ホストさんたちが気に入ったから・・・ダメ?(苦笑

宝生との契約で身の回りのお世話をする事になるんですが、真面目で手を抜かず一生懸命な要はこの5人の『お母さん』になってしまうんです。
それはそれで楽しいし、もちろん宝生との絡みもあってそういう雰囲気も出てきますが・・・なぜだろう、5人の方が印象に残ってる。

宝生と言えば・・・
くるぶしフェチ
過去がわからない
成分表(桔梗作)・・何を考えているかわからない60%、憎たらしい20%、おふざけ19%、可愛げ1%・・・そう!本当にその通り!!つかみどころが無くてよくわからない人
で、外せないのがとってもとってもお金持ち!
自分の足で荷物を取りに行くなんて、ひどい貧乏人になった気がします」って宝生さん、嫌味ですかぁ~~!? ってくらいw

もちろん宝生さんと要君のお布団シーンもありますが、全体的に宝生さんの出てくる割合が少なかったんじゃないかな・・・気のせい??ドキドキ