一時休止中のブログですが、美術展報告です。




建立900年 特別展「中尊寺金色堂」(東京国立博物館 本館)を見てきました。




中尊寺金色堂は藤原清衡(1056~1128)によって建立された東北地方現存最古の建造物で、2024年に天治元年(1124)の上棟から900年を迎えます。これを記念して開催する本展では、堂内中央の須弥壇に安置されている国宝の仏像11体を一堂に展示するほか、かつて金色堂を荘厳していた国宝・金銅迦陵頻伽文華鬘(こんどうかりょうびんがもんけまん)をはじめとするまばゆいばかりの工芸品の数々をご紹介。世界遺産・平泉の迫力のある文化と歴史の粋。




現地では、ガラス越しにしか見えない仏像群を間近に360度見られると言うのは、とても貴重な体験であり、より立体的に感じられ迫力に圧倒されました。



華鬘は花輪をかたどり、堂内を荘厳するものです。極楽浄土に住むという人頭鳥身(じんとうちょうしん)の迦陵頻伽(かりょうびんが)をあらわし、極楽浄土に咲くという宝相華唐草(ほうそうげからくさ)を透かし彫りにした華麗な作で、元来金色堂の柱の上部を横にわたる長押(なげし)に懸けられていました。この華鬘をはじめとする金色堂の堂内具は平安時代の堂内荘厳のさまをほぼそのまま伝えるきわめて貴重な作例です。





初めて中尊寺に行ったのは、確か18歳の頃。
かなり昔。
その時一目惚れしたのが、この華鬘でした。
お寺買った、これは栞かな。紐の色が褪せているのがわかります。
本物も当初はこのように煌びやかだったことでしょう。
今回この華鬘をまた見ることができ、とても感動しました照れ




金色堂模型縮尺5分の1







仏像好きには、たまらない夢のような空間が広がっていましたラブ




平成館へ


特別展「本阿弥光悦の大宇宙」(平成館)も見てきました。






本阿弥光悦、もちろん名前は知っているけれど、多岐にわたる展示品から、本人の一旦を垣間見ることができました。
今回の展覧会で多くを知ったけれども、また謎も増えたような気がして魅力は尽きませんおねがい


久しぶりの東博、普段の生活を忘れて穏やかな時間が過ごせましたウインク