イエメンのニュースを見るたびに心が痛い。
イエメン内戦、8万5000人の子どもが餓死した可能性=国際団体
ここから書くことは、いち旅人として感じたこと。
情勢とか内紛とか詳しいことはよくわからない。
イエメンに行ったのは2008年。
当時、イエメン郊外では外国人の誘拐が何件かあったけど、
サヌアの治安は安定していて決して危険な国ではなかった。
それがたった10年でこんなに変わっちゃうなんて。
10年じゃないか、もっと前からか。
当時のサヌアの街。
THEアラブな旧市街と、意外にちょっと現代的な新市街(だったかな…)があって
遠くには荒涼とした大地が広がってて。
旧市街ではおじさんにまじってチャイ飲むのが日課で、夜の19時くらいに飲んでたら「若い女がこんな時間にひとりでチャイ屋にいるなんて!」とおじいさんに心配されて怒られたな。
新市街では女学生が集ってるアイス屋さんでアイス食べたり、
夜はローカル感溢れるハマム(銭湯みたいなとこ)に突入して同じ年くらいの女の子とおしゃべりしたり。
普通に楽しい旅だった。
チャイ屋さんで話したソマリア人の18歳くらいの男の子と話したことがいまも残ってる。
数年前にソマリアから亡命してきた彼に、イエメンは文化も言葉も違うし大変だね、と言ったら
「イエメンはいいよ。ここは平和だから」と話してくれた。
彼はまたどこかに逃げたんだろうか。
どこか忘れたけど、観光地っぽいところにいったとき。
外でやってた演舞みたいなやつだった気がする。
デジカメで建物の撮ってたら「撮ってよ!」と言ってきた人懐っこいひとたち。
いい顔してる。
この人たちはいま何してるんだろう。
生きてるのかな。
平和を願ってやみません。