前回急きょ延期となった手術の一週間後、本当の手術日がやってきました。今回は手術前の準備も二回目ということで、手術前日に自分で済ませなくてはならないこともあまり緊張することなく行うことができました。

手術当日前回同様に病室で荷物をロッカーなどに片づけて待つこと約2時間半。病棟の看護師さんから手術着に着替えたら、精神安定剤を飲んで待つようにとの指示があり、その際に精神安定剤が効いてくるとクラクラすることもあるので必ずベッドに入って待つようにとの説明がありました。言われた通りに薬を飲んでベッドに横たわったとたん、精神安定剤が信じられないほどよく効いて私は熟睡。というのも私は鎮痛剤などは通常飲まないため、普通では考えられないほどよく効いてしまったんですね。実は精神安定剤を飲んだ後の記憶はあまりなく、手術室へ運ぶための病院の人が私を手術室へ連れて行く時に付き添いで来ていた主人が文句を言われたそうです。というのも患者が起きていないと麻酔を入れることができないため、もし私がこのまま熟睡して起きない場合、また手術日程が延期されることになる可能性があったとか。でもそんな説明は一度も説明ありませんでしたし、一度も飲んだことのない薬がどの程度効くのか誰にも分りません。
とりあえず熟睡したままの状態で私は手術病棟へ運ばれていったのでした。

ベッドを運んでくれている人の声がなんとなく聞こえたような気がしたら、手術室横にある麻酔をかける準備室のようなところに運び込まれていました。麻酔医が私の血圧を測ったところ、上が90下が40しかないがいつもこんなに低いのかと聞かれ、いつも低めではあるがこんなに低くはないとボーっとしながら答えました。血圧は確かにいつも低いのですが、こんなに低いのは私の記憶にもありません。というか、その瞬間今朝入院してから手術を受ける直前まで血圧も脈も測定されていないことに気づきました。そうこうしているうちに麻酔医の今から血圧を上げる薬を入れますという声と腕に刺された注射針の痛みと共に記憶が飛んでしまいました。全身麻酔はあっという間に記憶がなくなるとは聞いていましたが、私は精神安定剤でも完全熟睡するほど効いていたので、麻酔が入った瞬間の記憶もないほど気づいたら手術が終わっていました。

手術後に気づいたのですが、入院してから一度も体重も身長も病院では測定していません。手術前検診の時に麻酔医へ提出したアンケート用紙に自己申告したデータをもとに麻酔の量を調整していたのかと気づいた時に愕然としました。体重を少なめに書いたりしたら手術中に麻酔が覚めることもあるということですよね。あとで怖くなりました。