「 不動の九人 」

 

今年の夏 甲子園は熱かった

そして 誰よりも熱く 熱く

超満員の観客を沸かせたのは

金足農業ナインだ

そうナイン まさに

きみたちは予選から甲子園決勝まで

不動の九人で 奇跡を起こし続け

とうとう決勝まで来た

きみたちの健闘を多くの人が信じていた

しかし 勝利を確信していた人は そう多くないだろう

雑草軍団と言われるとおり

本当に粘り強かった

いい戦い ありがとう

諦めなければ 運命が変わる

運命が変われば 未来が変わる

 

 

 

 

 

甲子園の詩  「金足農業をもう一試合 見れる幸せ」

 1  7  (金

金足農業 5-4 横浜高校

 

8  回裏 金足農業の打者が放ったボールが

センターバックスクリーンに消えていった

逆転3ランホームラン

9回表 強打の横浜打線を三者三振でゲームを終わらせる君

金足農業 エース吉田投手

君らは一体何者なのか

三連投の疲れも見せず

強力打線に一人で 立ち向かっていく

その信頼を支える守備と攻撃

大きなクジラに 地方の公立チームが挑んでいくストーリー

甲子園は本当に

筋書きのないドラマだ

ただ一番うれしいのは

もう一度 君のピッチングが見れること

もう一度 金足農業が見れること

 

甲子園の詩  「 火の玉投手 」

8   月 8 日( 水)

 

金足農業 5-1  鹿児島実業

 

ストレートで三振の山を築く

投手なら一度は憧れる風景

それを涼しい顔をして 淡々と

やってのける君

150 キロ近い安定した球筋が

ミットに吸い込まれる

君は一体何者なのか

秋田県立金足農業高校 吉田投手

君はどんな成長曲線を描いて

今があるのか

君の過去を知りたい

しかしもっと知りたいのは

君の10 年後のピッチング

いやその前に

今夏 甲子園でのマウンドを もっと見ていたい

 

 

 

 

 

              丸亀城西 0-2 日南学園

              「  チェンジアップという魔球  」

 

決して大きい投手でもない

決して剛球でもない 

決して三振するような球でもない 

しかし 見事にバットの芯をはずしていく

香川県大会では 強力打線で恐れられた 丸亀城西打線

面白いようにアウトが増えていく

気が付けば もう9回

いつでも打てる いつでもとらえられる

まるでアリ地獄のように アウト連鎖から抜け出せなくなってくる

バッターにとって 打ち取られた気がしないであろう

チェンジアップというボール 

チェンジアップを操る日南学園  辰巳投手

君のチェンジアップは  まるで魔球

君は  バットの芯をはずすのは スピードだけではないことを 見事に実証してくれた

 

 

 

 

 

8 6 日(月)2日目

 

     作新学院 1-3 大阪桐蔭

 

強者と強者が戦ったらどんな試合になるのだろう

その見本となるような試合だった

負けないチーム同士の戦い

試合はどちらかを敗者にしてしまう

予想どおり 1-0の接戦での終盤

大阪桐蔭エース柿木投手

さらっと試合を終わらせてしまう

さすが大阪桐蔭のエース

勝てる投手とはこうあるべきだと言わんばかりに

 

 

8月5日(日) 大会1日目

 

 藤蔭  4-9  星稜

 

レジェンド始球式 

偉大な先輩 松井秀喜選手が投げるボールを受けるのは

なんと後輩の星稜の捕手

こんな粋な開幕戦を準備していた 100回目の大会

偶然なのか それとももしかしたら必然だったのか

大観衆の前でいとも簡単に勝利を手にする星稜ナイン

それを当たり前のように笑顔で見届ける松井先輩

まるで映画のワンシーンのように 校歌を一緒に歌っている松井先輩

100回目の開幕戦は 甲子園の神様が演出したにちがいない

 

 

人生の詩   「  今   」

 

      大切なのは

 

      かつてでもなく

 

      これからでもない

 

     一呼吸一呼吸の今である

            太陽の投手

 

      決して大きくない

 

        決してイカツいとは思わない 

 

        どこにでもいるような普通の高校生のようだ

 

        しかし ひとたびマウンドに上がったら

 

        たぐいまれな集中力と闘争心を笑顔で包んで

 

        投げる姿は

        

        まるで太陽の子

 

        太陽のような明るさと希望を持った投手

 

        公立高校唯一 甲子園ベスト8に導いた

        

        香川三本松高校 佐藤投手

 

        君は太陽のような投手だ

 

 

 

 

 

 

 

 

      勝利の女神の微笑み

 

8回まで圧倒的有利だった木更津総合

 

流れはすべて木更津

 

あと一つで あと一つのアウトで甲子園で校歌だった

 

5-2で終わるはずが  あっという間に 5-6

 

野球の神様は なんて気まぐれなのか

 

甲子園は 勝利の女神が微笑んでくれたものだけに

 

校歌をプレゼントしてくれる場所なのか