
私は部活 派!
と一応答えましたが、普通両立出来ると思います
というか、この時期は恋愛パワーで部活も勉強も頑張るというのが、セオリーなのでは?と思うのは僕だけでしょうか?
逆にどちらか一つだけにしてしまうと、正直悲しいというか言い訳にしか聞こえないような…
僕の中では(好きな女の子のためなら)部活の練習も苦にならなかったし、(好きな女の子と)同じ学校に進学したいがために受験勉強したようなものでしたから
もし有華ちゃんが恋愛の対象だったら
バスケ部に所属している有華ちゃんの練習姿を同じ体育館で見ている羽球部の僕
でも同じクラスになった事は無く、共通の友達もいないので直で話した事はなく…
でも競争倍率が高い有華ちゃんにひと目ぼれした僕は、自分を猛アピールするために練習を遅くまで頑張り…
そんなある日
試験のため、どの部も練習が無く、僕の友人達は、彼女と図書館で勉強するために帰ったり、試験中なのに仲間の家に行きゲームするために帰ったり等々
そんななか、僕は『先生に注意されるまで、サーブ練習でも一人で練習してよ~』
と思い、学ランのままラケットを持って体育館に…
すると体育館からボールが弾んでいる音が聞こえ…
見ると制服のままでスリーポイントの練習をしている有華ちゃんの姿が見えて…
お互い目が合い、アイコンタクトで『ご苦労様です』的な挨拶を交わしながら、僕はネットを張りながら有華ちゃんの方をチラ見して…
サーブ練習をしながら、シャトルをひろう時に有華ちゃんの方ばかり見ている僕…
有華ちゃんの方はそんな僕の視線を気にせずシュートを放ち、百発百中の確率でゴールにボールが吸い込まれ、『スゲー』とちょっと見とれる僕…
そんな時、ゴールから外れたボールが防護ネットを張っていなかったため、僕が使っているコートに転がってきて…
有華ちゃんにボールを返す時に、意を決した僕は
『増田さん、試験勉強はいいの?』とつまらない質問をする僕
『平気、平気。それよりゴンタ君は?』と会話が始まるのですが、すぐに巡回の先生に見つかり、帰宅するように言われ、仕方なく帰宅の準備をする二人
下駄箱で靴をはき替えた時に僕は
『増田さん、メシって食べた?俺、腹減ったから、ラーメン屋に行こうかと思ってるんだけど、どう?』と聞くと
『ラーメンか…まぁ、たまにはいいか。それから、増田さんじゃなくて、下の名前でもイイよ…』という意外な展開になり…
二人はお互いに励ましあい部活も恋も両立させるというベタな妄想なのですが…
玲奈verも考えたのですが、また妄想に時間を割いても…
要は『中庸』という考えの通り、バランスが重要であり、どちらか一つだけを探求するのは、折角の青春時代に悔いが残りますし、両立させてこその青春だと思います