犬 vs 猫 vs 鳥
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■犬とは

イヌ(学名:Canis lupus familiaris)


祖先は「タイリクオオカミ」と言われている。異説では「ジャッカル」から分化したとされている。

「へスペロキオン」がイヌ科の最古の祖先と考えられている。


最も古くに家畜化されたと考えられる動物。


ペットまたはコンパニオンアニマルとして広く飼育され親しまれている。


世界全体で4億匹程いると見積もられている。


血液型は8種類ある。

■イヌの起源

イヌは最も古くに家畜化された動物である。


手に仔犬を持たせて埋葬された、1万2千年ほど前の狩猟採集民の遺体が、イスラエルで発見されている。


分子系統学的研究では1万5千年以上前にオオカミから分化したと推定されている。


イヌの野生原種はタイリクオオカミ (Canis lupus) の亜種のいずれかと考えられている。


イヌのDNAの組成は、オオカミとほとんど変わらない。

■人間社会との関わり

元来は、住居の見張り、次いで狩猟の補佐などのために家畜化されたと考えられる。


現在はほとんどが愛玩用であり、日本ではおよそ5世帯に1世帯がイヌを飼っている。


長い年月をかけて交配が試みられ、ダックスフント、トイ・プードル、ブルドッグなど、用途に応じたさまざまな品種が開発されてきた。


20世紀以降に生まれた新犬種の多くは、見た目だけのために作られたものが多い。


犬は人間によって最も人為的改良をくわえられた動物であると言える。


「シェイプシフター」(変身動物)と呼ぶ研究者がいるように、

小さなチワワから大型のセント・バーナードまで、幅広いサイズと形態をもつ。

■犬と歴史・文化

○古代メソポタミアや古代ギリシアでは彫刻や壷に飼い犬が描かれており、

古代エジプトでは犬は死を司る存在(アヌビス神)とされ、飼い犬が死ぬと埋葬されていた。


○紀元前に中東に広まったゾロアスター教でも犬は神聖とみなされるが、

ユダヤ教では犬の地位が下り、聖書にも18回登場するが、ここでも豚とともに不浄の動物とされている。


○イスラム教では邪悪な生き物とされるようになった。

現在でもイスラム圏では牧羊犬以外に犬が飼われることは少ないが、


○欧米諸国では多くの犬が家族同然に人々に飼われている。


○日本でも5世帯に1世帯が犬を飼っているといわれている。


○中世ヨーロッパの時代には、宗教的迷信により、魔女の使い魔として忌み嫌われ虐待・虐殺された猫に対し、

犬は邪悪なものから人々を守るとされ、待遇は良かった。


○古代中国では境界を守るための生贄など、呪術や儀式にも利用されていた。


○日本においては縄文時代の遺跡から埋葬された犬が見つかっており、古代日本人とともに犬を飼う習慣が日本列島に渡ってきたと考えられる。

■生態的・形態的特徴

森林から開けた草原へと生活の場を移して追跡型の狩猟者となった。


細長い四肢を持ち持久力重視の走行に適した体のつくりをしている。


人工的に改良された品種に、自然界では珍しい難産になるものも多く、品種によっては、出産時に帝王切開が必要不可欠となる(主にブルドッグ)。

■骨格

イヌ科の動物は爪を引っ込めることができず、各指はほとんど広げることができない。


前肢はほとんど前後にしか動かず、鎖骨は失われている。


逆に股関節は他の家畜類に比べて可動性が広く後肢を頭を掻くのに用いたりする。


肋骨は13対で、ヒトより1対多く、走るのに必要な肺と心臓は体のわりに大きい。


心臓は他の動物と違って球形に近く、特に左心室が非常に大きい。


陰茎に陰茎骨を具えていることも特徴とされる。

■歯

歯は42本(21対)あり、顎が長い分、ヒトより歯の数も多い。


共通の身体的特徴として、牙(犬歯)のほかに、裂肉歯と呼ばれる山型にとがった大きな臼歯が発達している。


この歯はハサミのようにして肉を切る働きをもつ。


食物はあまり咀嚼せずに呑み込んでしまう。

■消化器

イヌは基本的には肉食であるが、植物質を含むさまざまな食物にも、ある程度までは適応する。


消化管はそれほど長くないが、腸の長さがオオカミよりいくらか長くなっており、これも植物質の消化に役立っている。


それほど大きくないものの 5- 20cm程度の盲腸をもつ。


■嗅覚

イヌの感覚のうち最も発達しているのは嗅覚であり、においで食べられるものかどうか、目の前にいる動物は敵か味方かなどを判断する。


また、コミュニケーションの手段としても嗅覚は用いられる。


イヌの嗅覚はヒトの数千から数万倍とされるが、その能力は有香物質の種類によっても大きく異なり、酢酸の匂いなどはヒトの1億倍まで感知できる。


ヒトが顔や声について特別な記憶力をもつように、イヌは匂いについての優れた記憶力をもっている。


他のさまざまな動物に比してイヌの嗅覚だけが特別に秀でているということではない。


イヌ同様にブタ(イノシシ類)も引けを取らないと考えられているし、クマ類の嗅覚はイヌの約7倍とされている。


ゾウは嗅覚細胞の総量から言っても、能力においてイヌやクマを遥かに上回る動物として知られている。

■聴覚

イヌは聴覚も比較的鋭い。


可聴周波数は 「40-47,000 Hz」 と


ヒトの 「20-20,000 Hz」 に比べて高音域で広い。


超音波を発する笛である犬笛(約30,000 Hz)はこの性質を利用したもの。