若手ドライバーにF1マシンでの走行機会を与えるヤングドライバーテストが、現地時間(以下、現地時間)15日、アブダビのヤス マリーナ
サーキットで始まった。初日はレッドブルから参加したジャン-エリック ベルヌがトップに立っている。『ロイター』通信が伝えている。
この日は晴れ、気温24~32℃、路面温度29~46℃のコンディションの中、全12チームから14人のドライバーが参加した。
先日のアブダビGP金曜フリー走行にトロ ロッソから出走した21歳のフランス人、J-E.ベルヌがレッドブルの王者セバスチャン ベッテルのマシンを駆り、非公式ながら1分40秒011のトップタイムを叩き出した。
2番手は同じくフランス人のジュール ビアンキで、フェラーリのマシンで85周を走り、ベストタイムは1分40秒960だった。
これに続く3番手はカナダ人のロバート ウィケンズで、先日のフリー走行ではヴァージンから出走したが、今回はルノーのマシンをドライブしている。ザウバーのマシンで4番手タイムを出したのは、これがF1初テストとなるスイス人のファビオ ライマーだった。
このテストの本来の目的は若手ドライバーのF1へのステップアップを促進するものだが、現在はシーズン中のテストが禁止されているため、各チームにとってはマシン開発に関連したテストを同時に行なう機会にもなっていた。
一部のチームは、資金力があり、チャンスを求めている若手ドライバーをテストすることで資金集めを行なっていたが、より開発に集中しているチームもあった。
マクラーレンは今回最年長となる31歳のイギリス人、ゲイリー パフェットを起用し、5番手タイムを残した。チーム代表のマーティン
ウィットマーシュ氏は「彼はまだF1に乗るには十分若いと思う。彼にはF1に乗るチャンスを得る価値があったし、まだその価値はあるよ。だから、彼を披露
できることは誇らしいことだと思うよ」と、今回のテスト起用について語っていた。
マクラーレンからは、同じイギリス人のオリバー ターベイもマシンをシェアして走行している。
メルセデスGPから参加したイギリス人のサム バードは、2012年用に開発した新エキゾースト位置のテストを担当した。チーム代表のロス
ブラウン氏は「我々には広範囲のプログラムがある。他の全チームと同じように使える時間よりも多いリストがあるんだ。我々の場合、最優先は技術プログラム
だ… ニコ(ロズベルグ)とは長期契約があるし、現在は若手ドライバーのマーケットには参加していなんだ」と説明している。
その他にもフォース インディアはイギリス人のマックル チルトン、ウィリアムズはフィンランド人のバルテリ
ボッタスを走らせている。フランス人のシャルル
ピックは、来季の加入が噂されるヴァージン(来季はマルシア)を走らせた。同じくヴァージンからは、イギリス人のエイドリアン
クワイフ-ホッブスも参加している。スペイン人のダニ クロスはヒスパニア、モナコ人のステファノ コレッティはトロ ロッソ、べネスエラ人のロドルフォ
ゴンザレスはロータスから出走していた。
ヤングドライバーテストは、17日まで行なわれる。