基本的にノミやダニは、暖かい場所では活発になり、寒くなると元気がなくなりますが、高気密、高断熱の住宅が増えましたので、暖かい住まいに入り込んで繁殖しやすくなり、掃除機や殺虫剤も届かない寝具や床の奥の奥に潜んでしまいます。
1畳あたり数十万から数百万匹のダニが隠れているそうです。
そんな環境を放置していれば、喘息、アレルギーや皮膚病など原因になる非常に厄介な存在です。
●ダニの種類
チリダニ
ほぼ1年中見られるダニ。家屋内の畳、ジュ-タン、寝具、衣類、ぬいぐるみや布製のイス等に多く発生し、人や動物のフケやアカ、その他有機物を食べて増殖。
アレルギ-性喘息、鼻炎や眼アレルギーのアレルゲンとなり、死骸や糞を吸い込んでも喘息や鼻炎を起こします。
温度20~30℃、湿度60~80%の高温多湿を好み、1日2~3個の卵を産み約100日間生き続けます。
コナダニ
梅雨の中頃から梅雨明けにかけて大発生、食品類(砂糖・乾燥果実・味噌・削り節・煮干・小麦粉・チーズ・チョコレートなど)・家屋内の畳・医薬品類・カビの多い場所に多く発生する。
温度25~28℃、湿度70%以上で最も良く繁殖し、コナダニが大量に発生するとツメダニも大発生する。
ツメダニ
ヒョウヒダニ、コナダニやチャタテムシ等を捕食するダニで、7~10月にかけて築2~3年目の家屋の畳に多く発生。
吸血はしないが、人を刺し体液を吸うと痒みは約1週間位続き、赤色に腫れた皮疹はその後茶褐色に色素沈着し、跡は1ケ月以上、体質によっては1年以上残ります。刺咬症の主な原因のひとつで、特に8~9月の被害が激しいです。
イエダニ
ネズミや鳥に寄生する吸血性のダニで、5~9月かけて発生し6~9月が最盛期です。
宿主であるネズミが死んだ場合や、ネズミの巣内で大発生した場合等に、移動して人から吸血し、これが原因で皮膚炎を発症します。
割れ目や暗いところに潜み、吸血は普通夜間に行います。
ヒゼンダニ(別名カイセンダニ)
皮膚の表皮のすぐ下にトンネルを掘って生活する寄生ダニで、カイセン症と言う皮疹の原因になります。
カイセン症は皮膚接触により感染するものが最も多く、寝具や衣類等からも感染することもあります。
マダニ
森林や草むら,藪など,多く生息し、哺乳類から発せられる二酸化炭素の匂いや体温、体臭、物理的振動などに反応して、草の上などから生物の上に飛び降り吸血行為を行う。大量吸血され貧血を起こす犬もいるとのこと。
マダニを介してうつるウイルス病「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」に注意が必要です。
ノミ
真冬(1~3月頃)を除き、年中発生しており、7~9月が特に多い。
跳躍力は体長の200倍も跳ねることができ、人やイヌ、ネコに寄生して吸血する。吸血時間は20~25分にもなります。
ノミに刺されるとかゆみが激しく、紅色丘疹(こうしょくきゅうしん)を主体に、水ぶくれ、かさぶた、色素沈着などが見られます。
●ノミ・ダニも徹底駆除してペットとの快適ライフを守る
屋外へ出たペットがノミやダニを持ち込むリスクは高く、草むらに潜むマダニはもちろんですが、
ノミなどはアスファルトをただ歩くだけでも寄生してしまう可能性もあるそうです。
また、人間が屋内へ持ち込むケースや、外猫などについていた虫が網戸に付着して網目や隙間からの侵入する経路も考えられるそうです。
実際にペットに寄生したノミやダニに気付かず、家の中に侵入し、家中の布製品に入り込み、暖かい室内で産卵を繰り返して大繁殖、人間までも痒みやアレルギーなどの症状に悩まされてしまう・・・
そんな事にならないようペットのいる家庭では日ごろから予防策をとっておきましょう。
●対策
①カーペットを剥ぎ、棚やソファなどを移動して、ノミやダニの逃げ場を出来るだけ少なくします。
②ノミやダニを除去する部屋を1時間ほど真っ暗にしておく、暗くすることで活動的になり、表面へ出てきやすくなります。
部屋の隅や畳の目に入り込んでいるノミやダニは、畳の目に沿ってゆっくり丁寧隅から隅まで丁寧に掃除機をかけていきましょう。
カーペットの場合は多方向から何度も掃除機をかけ、毛を起こしながら繰り返し掃除機をかけることがポイントです。
長年使用したカーペットは、ダニの温床となっているので、取り替えるかフローリングにするのが望ましいと言えます。
③掃除機だけじゃ不十分!ダニは一定の温度(65度くらい)を超えると死にます。アイロンのスチーム最強にして、ダニの居そうなありとあらゆるところに徹底的に押し当てます。
布団の外干しでは表面温度が50度になる程度なので、温度がダニ死滅温度に達さない。テレビ番組の実験によると、晴天の日に外干しを行なってもダニはほとんど生きていました。
④ダニを簡単に、一発除去する方法は、コインランドリーの高温乾燥機に40分以上入れる。
80℃~120℃の高温で乾燥させる事ができるので、ダニは確実に死滅します。
⑤ダニ・ノミ駆除剤を適用畳数をよく確認して散布しましょう。再発生さない為にも、1~2週間後再度薬剤を使用すると効果的でしょう。
⑥ソファやベッドマットは、突き刺して使うスプレータイプの駆除剤を使いましょう。布団などの布製品は取り替えるか、乾燥機にかけてから掃除機で吸い取りましょう。
⑦常に部屋の換気を行い乾燥していると、ダニは生活できなくなります。
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