間違っている「犬のしつけ」をくつがえしたくて
セミナーやってます(^^ゝ

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ちょっとビックリした記事をみつけたので
ご紹介して、私の反論をお伝えしようと思います

こうした考え方の犠牲になる犬たち
飼い主さんさちを、少しでも減らすために!

dogactually
「散歩を甘く見てはいけない」!?

最初に断っておいた方がいいことがあるとすれば、
私自身、犬の仕事との出会いは家庭犬訓練所での
見習い〜勤務したことでした。

訓練所では嫌悪刺激といって、体罰を使うよう
指導されていたので、それが正しいのだと思い
それに従っていました。

人が絶対に上で、犬を従えなければならない、
バカにされては絶対にイケナイ、
という教えでした。

そうした洗脳が深まっていく中、ある日、
先輩のある一言から、自分が今やっていることは間違っている!
と気づき、大人げなく、給料ももらわずに荷物をまとめて
即退所しました。

そうした経験がある、ということを踏まえた上で書きます。

dog actuallyは、メディアとしてとても優良で、
参考になる記事もたくさんあり、私自身も学ばせて
いただくことが多いのですが、

今回目にとまったこちらの記事には反論があります
史嶋さんの記事もよく読ませていただき、
勉強させていただいたこともあるという前提で
読んでくださったら嬉しいです

あくまでも、私の意見ということです

私がテリア系の犬が好きなこともあり、
私の知り合いやお客さまには、テリアを飼っている人は
比較的多いのですが、

自分の飼いより下の立場で犬と暮らすことは避けたい

と思っている人はなかなか思い当たらず、私も含めて、
彼らとはお互い種を尊重した同等の関係でよいと
思っている人が多いと感じています

もちろん、人間社会に無理やり引っ張り込んできて、
順応させようということですから、

従ってもらわないとこちらに不都合がある習性がありますから、
それはお願いしてできるだけ気持良くルールに従ってもらおう
という魂胆はありありです。

人間関係も同じかと思いますが、力尽くで相手を動かすことより、
相手が自ら気持良く動いてくれるようなつきあい方をする方が、
良いつきあいなのではないかと、私は思います。

飼い犬が、未だに家族の誰彼に挑戦することをやめない
とのことですが、果たしていつからのことなのでしょう?

最初に挑戦を挑んだのは、家族からだったのでは?
という疑問が浮かびます。

子犬のころ、甘噛みは人をバカにしている、
などとマズルコントロールや鼻ピンするなど、
嫌悪刺激を与えたりしなかったでしょうか?

子犬はただ「遊ぼう」と言っただけなのに。

犬との関係には、鏡の法則が適用できると思います。
人間関係とまったく同じ、想念のつきあいです。
それはブーメランのように、自分に返ってくるのです。
※「動物はすべてを知っている」J・アレン・ブーン

犬は狼から引き継いだ性質が残っているから、
対立関係が生じたとき、相手に従うか、従わせるか、
という選択をしがちということですが、

この狼の群の階級説も、正しい狼の群は家族で構成されていて、
厳しい階級はなかったと改められています。

ごく最近の説のように思われていますが、
実は1950年代からあったそうです。

つまり、犬との関係は、上下で考えるべきものではなく、
家族と考えるべきもの、ということになります。
家族のルールに従えばいいということになるのです。

また、犬を先に歩かせて、好きなところでマーキングさせることは

「あなたがボスだから先に歩いてマーキングしなさい」

と犬に伝えていることになるからさせるべきではない、
ということですが、だとしたら、

飼い主がマーキングしなくてはならないのでは?

という疑問が湧きました。
まさかマーキングするわけにはいかないと思いますが(苦笑)
飼い主のイニシアチブで指示した場所でさせる、なら、
ボスの地位を保てるのでしょうか?

ボスとしてのマーキングを飼い主が示さなくても?

私は、散歩はお互い楽しくあるべきだと思っていて、
お互いハッピーでいられるために、
ひも付きでの歩き方を犬たちに教える必要性は、
都会の散歩の場合には大いにあるかと思います。

では、他人に迷惑がかからない広大な土地ではどうなのでしょう?
ボスであることを保つために、
やはり人より前に出て歩くことはしてはいけないのでしょうか?

迷惑がかからないといって、ある程度自由に歩かせてしまうと、
犬たちは自分だちがボスだと思って、言うことを聞いてくれなく
なってしまうのでしょうか???

わが家のアトラスは、私が彼にどうやって歩いて欲しいのか、
子犬のころにしっかりと伝えました。

今では、私の少し前を歩き、マーキングしたくなったら
その場所に近づこうとしいますが、
好ましくない場所の場合には近づけさせません。

「ダメだよー」などと声をかけて、
マーキングは許可されないことを伝えます。
彼もそれなりにあきらめます。
でもまたチャレンジします(笑)
可能な場所では、「いいよ」と言って許可します。

前に行きすぎたとアトラスが感じると、
私の存在を確かめるように振り返ります。

その表情は、ボスだから威張っているという顔ではなく、
私がちゃんとついてきているか、

「ねえ、ちゃんとそこにいるよね」

と確かめるような表情で、一緒に歩いてる絆を感じますし、
とても愛おしい顔に見えます。

考え方はいろいろあるかと思いますが、
以上がこの記事に関する私の考えです。

すばらしいメディアであると思っていたからこそ、
こうして書かせていただくことにしました。

いつまでも、時代を正しくリードするメディアであって欲しいと、
願ってやみません。



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