ねむい
ねむたい
ねむすぎる

日曜日の午後
一時の仮眠から目が覚め、
ふと
一体自分はどこへ行っていた?
という感覚になることはないかい

眠っている間、
何かどこかで少し
頭のどこかがずっと
働いていたような
感覚。

たった二時間寝ていただけで
どこか遠い国から長い旅路を終え、
帰って来たような感覚。

眠りの国へ行く度に
自分が何か一つ変わって
この世に帰る感覚がするのは
わたしだけ?

時々、寝ている時のほうが
多くを学んで
得ているような
長い冒険を経験したような
そんな気持ちになる時はない?

誰も眠りの国の
実態を正確に語ルことは出来ない。

眠りの国から
目が覚めた時、
何だかわたしは
自分がやはり
絶対的に孤独な存在なんだと
気づかされる感覚になる。

眠りの国では
多くの人の意識が
混ざり合い、溶け合って、洗濯されて、
この世に帰る。

だから
目が覚めルとは
『嗚呼、またこの世で
わたしという名の孤独を生きるのか』
いうことを意味するのかもしれない。