本日の漢字【史】

こんにちは。いぬとびこころの書道教室です。

今日の漢字は「史」です。

漢字の成り立ちは、手に筆を持って、紙に字を書く形。

役人が正しく記録を書きとめることから「記録・歴史」という意味になりました。

突然ですが、自分の人生ゲームを楽しんでいますか？

ＲＰＧゲームは、何も武器をもたない主人公が、武器を手に取り、鎧を身につけ、仲間を増やし、敵を倒し経験値を上げ、世界を救う。

稼いだお金でアイテムを買うところなんか、私たちの人生にそっくりです。

私はこのようなＲＰＧゲームが昔から大好きで、寝る間も惜しんでよくやっていました。

ゲームはさながら私たちの人生にとても似ています。

私たちの人生も、誰もが自分人生ゲームの主人公となるわけです。

今日は、自分史上の最強のストーリーについてのお話です。

ゲームの主人公

私は40代前半で会社員を辞め、今は自営業をしております。

これは自分史上の中でも、上位に入るゲームステージです。

これまでの半生は、人並みの人生を歩んできた私。

可もなく、不可もなく。

不可もない、可もない。

ゲームの中の勇者いぬとびは用心深く「隣の町に行けばきっと強い敵がいる。だからここで経験値をためて確実に勝つんだ」と言っていました。

いつまでたっても最初に手に入れた武器をつかって、確実に勝てる弱い敵を倒し続け、わずかな経験値とわずかなお金を一生懸命ためる。

いつか出会うであろう、強い敵のために力を弱い敵ばかり倒して長い時間かけて準備する。

ゲームの中でも、現実でも私は同じことをしてきたように感じます。

必ず倒せる敵にしか挑まない。

勝ち戦しかしない。

そして、あっという間に40代。

ようやく勇者いぬとびはこの物語を終えるには「まずは隣町に行くしかない」と気がつくのです。

ここで初めて隣町のステージにたったわけです。

人生はＲＰＧゲームです。

自分の日々の行動が、自分史上の伝説をつくっているのです。

レベルの低い敵ばかりを倒して満足していては、いつまでたっても最初の村からは出られません。

強い敵を求め、経験値を積み上げるためにも、私たちは先へと進まなくてはならないのです。

あまりにも強い敵と鉢合わせると、一発でやられるかもしれません。

しかし、やられたとしても、敵の情報が入ります。

毒に弱いとか、スピードは遅いとか、魔法が苦手とか。

必ず敵のお宝情報が手に入るのです。

そして強い敵がいる隣の町に行くときは、恐怖もあるけど、同時にワクワクもある。

私たちが人生で唯一成長できるとしたら、この「怖いけど、ワクワク」の場所です。

怖いけどワクワクする場所を探して、次から次へと攻略していくことで、あなたの人生ゲームは進んで行き充実したゴールを迎えることとができるでしょう。

今の瞬間、知識不足で分からない状況であったとしても、目の前のことに全力で取り組み、問題が起こっても精一杯食らいついて逃げたりしない。常に学ぶ姿勢を維持し続ける。

日々の積み重ねがストーリーの一部となり、自分史上最強のゲームストーリーを作り上げることができるです。

ゲームは順風満帆なストーリーでは、一つも面白くありません。

山あり谷あり、大逆転ありのストーリーが一番面白いです！

勇者いぬとびは今日も剣と盾をもち、隣町の敵を倒しに行ってきます。

それでは、このへんで。