犬の訓練、扱った頭数は全然多くないけどそれなりに発見がありました。

他の動物のトレーニングとかも勉強したり、やってみたりして思ったこと、考えたこと、予想と合ってたことや違ったこと沢山あります。

ただやはり基本のキは犬達が教えてくれたし、あとは個々（他の鳥獣）の性質に合わせた引き出しが大事。

素人の私が感じた事なので、ご容赦ください。

日記として残しておきます、、笑

↑まずは基本の「キ」はお座りです。

スワレ、オスワリ、シット、ジッツ、合図はなんでも良いので座らせる。

耳の聞こえない犬を視符で教えてある犬に会ったことがありますが、その子もやはりしっかりお座りから教えてました

アトラスも、そしてその先代達もやはりお座りから教えました。家庭犬のたしなみ、といいますか犬の訓練の初歩ですよね。

とにかくお座りで座ることができれば、もう大したもんです

↑一般家庭といいますか、普通多くはこういうのは「家庭犬のしつけ」とかで昔から言われてますよね。給餌の時間にお座りを教える。毎日繰り返せば普通に覚えます。

手で押したり、リードを吊り上げたりして教えなくても最初のうちに丁寧に教えたら出来ます。

野外で他の犬とかに興奮しすぎて無理！とかの前にお家で練習したり、他の犬の気配はあるけど離れたところで練習したらよろしい。

ただ相手方の犬も犬が苦手かも？とかあるから注意ですね。

個人的に手で尻を押すのはオススメしません。手の刺激で押して座るのは良いのですが、下手な人がやるとそれが抜けません。

↑そしてお次は伏せですね。オスワリときたらフセと決まってますなんじゃそりゃ。

色んな教え方がありますよね、教え方は人それぞれ、覚え方も犬それぞれ。

姿勢を覚えるというのは大事なことです。

ここで余談、、

象使い達が扱う林業などに使役されるゾウは伏せと立てを最初に教えます（何を最初と言うかで変わるけど）

彼らの基本の「キ」はそれなんです。

犬も伏せは初歩ですよね。

犬によっては座れや伏せの時に、地面の質を気にする犬もいます。暑い冷たい、チクチクする、濡れてる、なんか嫌、とか。

暑いとか考えてやらないと大変です。

まあそこも様子見しつつ、犬と付き合っていけばいいかなー。

↑アレスはご実家ではウェイト、待てを使っていましたがうちは待ては使いません。

つい話しかける感じで「まってー！」とか言うけど

アレスも、うちに来たらそれで教えます。

座れと言ったら、次言われるまで座りなさいと言うことです。そしてアレスは伏せや座れのまま、ハンドラーが背後の方まで回り込むと何故かビビって立ち上がります。それもスモールステップで慣れてます。

とにかく少しずつ、教えます。

そしてそれが出来たら脚側に移れます。

お座りができてきたらそれで良いかも？。

あ、でも正面停座（飼い主の目の真ん前でお座り）を教えておいてもいいかも？と思ったり

脚側停座（人の左側について座る）が連続したら脚側行進（人の左側について歩く）になります。

意味はわかってるけど私は本当難しい、てか私もそんなに経験ないし

いつか良い思い出になるやろ、と書いておきます。

私が脚側停座を教えた時、とにかくそのポジションにいることをまず教えました。

動画サイトを探すと子犬シェパや子犬マリノアが、左側に餌で釣られて歩いてるのを見ますがあんな風に教えたらアトラスも良くなったかな？と思ったりします笑

アレスやアトラス達でやってること↓

その姿勢、してほしい姿勢でいてくれることをまずはとにかく褒めます。

オヤツ連続で与えるとかしてね。もうね、伏せ！させていきなり待たせるとかはしちゃアカン。

伏せ、をしたらとにかく伏せだよーと教えながら連続で与えます。

そして科目が出来たらちゃんと解除もして、よく褒める。アトラスはクールで冷めていて、甘ったれタイプではありません。アレスは真逆で甘ったれ。ある意味扱いやすいです。

ただ猟欲が強いので上手く付き合ってもらいます。

脚側停座で褒めまくったら、少しだけ次の段階に進んでみます。ホントにちょっとだけ犬から離れて、脚側の合図をかける。

そしてちゃんと出来たら正解だと褒める！

もう連続でオヤツあげちゃう！

とにかく付くことを教えてあげます。

もう小さな小さな課題。頭でわかっていても中々難しい😓

そしてまた色々と重ねて、アレスは歩く練習に入りました。上を向きながらほんの少し進む。

そして褒める褒める、オヤツオヤツ。

ちなみに私は脚側につける時に、手で犬を引き寄せたりしません。あと足で誘導もしません。何故なら覚える時にメチャメチャ時間かかる印象だからです。

それに手を使わないでも横につけることは可能だし、こっちの方が楽だし、早く覚えるから

こんな色々書いてるくせに、脚側ってホント難しい。と私はずっと思ってます。

↑アトラスは乗ってくれて歩いてくれるとこんな顔。もともと意欲がガチガチにある犬ではないこと、そして昔教えた私が下手なことや、子犬の時からの諸々でめちゃ綺麗には出来ませんでした。

アトラス、ついてきてくれてありがとう

そして、ちょっと余談。

アレスはうちでお手とオカワリを教えました。いまは8の字くぐりを練習中。

家庭犬の訓練科目にもあるというのは置いといて、こういうのは頭の体操です。そして理解力を高めます。

個人的に思うのは、色々と教えられている犬は人の意図を読み取る能力がアップすると言うことです。

「これかな？」「あれかな？」「これですか？」

と試したり、似た科目から正解を引き出そうとしたり

犬ってホントすごいですよね。

ドッグトリック、いわゆる一発芸は犬に無理のない範囲で沢山教えて良いと思います。

飼い主とのコミュニケーションになりますよ。

どこまで効果あるかはわからないけど、認知症予防になるのかなこれに関しては栄養とか色んな要素あるけども。

↑普段好き放題に暴れ回ってるアトラスさん。

実は彼は芸達者。

吠えろ、おて、オカワリ、足の動きに合わせて手を挙げる、はーいで手を挙げる、バイバイ（手の動きシリーズ、似た科目だからすぐ覚える）、人の足の下をくぐりながら歩く、8の字くぐり、クロス（前足をクロス）、足飛び、ミドル（人の股の下に入り、そのままついて歩く　これはまだ練習）、回れ（飼い主の目の前で回る、所謂オマワリ）、スピン（脚側の位置から後ろ側にぐるんと一周）などなど。

可愛くて教えていたら沢山覚えてくれました。

ありがとう、アトラス

アトラスはこの一芸があるから、私の意図を察するのが得意です。これかな？とかあれかな？とか察するんですよ。

飛び抜けてるわけではなくて、まあ普通に色々教えていけば犬は大体そうなります。

同じようにアレスの能力をあげたくて、うちにいる間は少し教えようと思います。

お手を教える時、アレスは凄く迷ってました。

私の教え方もあるでしょうが（そんなに下手ではないと信じたい笑）、アレスも

「んん？？どういうこと？」みたいな

それでお手を覚えてからのオカワリは早かった

最初は重心移動も苦手で　え？ってなってたけど手を出す科目を教えてあるからすぐ覚えます。

頭の体操、頭の引き出しを増やすというのは本当大事なことです。

「教える順番」という記事だったけど内容逸れました笑

基本の「キ」ってのは凄く大事なんだなと実感です。私もまだまだ勉強中で、新しい発見とか失敗ばかりですが

まあそれでもアレスもアトラスも今のところ楽しそうだからいいかな。

そうそう、アレスを預かってうちで付き合う中で思った事。

私、実際にアレスを散歩したりトレーニングしたり、お世話をする中でアレスが

「私のこと舐めてる」とか

「ワガママ」とかは思ったことありません。

言葉のあやとか、冗談的な意味で

「まったく、アトラスは頑固なんだから」とか

「アレスは慌てん坊さんだねー」とかはあるけど

「私をバカにしてる！」

とかは思いません。

犬にこちらの指示が通らないのは大抵人間のせいです。猟欲が強いアレスも、周りの環境をこちらが選んで調節してあげたら普通に良くなっています。改善中です。

アレスは少し神経質といいますか、過敏なところがありますから彼を無理やり従わせることは多分簡単です。

押さえ込んで、怒鳴り散らかしたり、こちらが不機嫌オーラを出せばおそらく無理やり扱えるでしょう。（でも多分ビビって固まるタイプ、何していいかわからんくなるタイプかな、彼は。）

これは大抵の犬はそうかもしれません。

しかし、こんな事をしたらアレスだってアトラスだって可哀想です。そしてそんな事しても教えたい事は伝わりません。キレてるだけだし。

アレスは別に攻撃的でもなんでも無いから、そんな事する必要は1ミリもありません。

犬に何かを教えたいのだったら、とにかくわかりやすく教える事ですよね（耳が痛え、、）

そして、その信頼を勝ち取る事。自信を持たせる事です。アレスに自信を持たせるのはある意味簡単でした。

沢山褒めるチャンスを見つけて、的確に沢山褒めるだけ。

オスワリ→偉い偉い、オヤツだよー！

伏せ→伏せもできたね、偉いねーでオヤツ

立つ→あらー！3連続、よく出来ますね、

とこんな具合です。

最初はとにかくとにかくこまめに褒めます。

アレスの心の状態を見ながらよく褒める事です。

教える順番という記事の趣旨からまた逸れとる笑

とまあそんな感じです。