犬はどこだ (創元推理文庫)

米澤穂信 

米澤さん得意とす後を引く終わり方。
最初は雇われ探偵半田のチャラさに、そりゃあもうイライラしちゃったんだけど。
それくらいのキャラがいないと少し暗くどこまでも暗いテンポの話になりそうだったかも。
そして、本格ミステリー派の米澤さんらしくマニアにしかわからない心くすぐる有名ミステリーの要素がわざとちりばめられていたりして楽しい。
僕にはそこまでミステリーに詳しくない故、そういった楽しみ方は存分には出来ないのだが、そんなミステリーを詳しく知らない僕にも楽しめる作品の書き方に読者層を広げる才能に脱帽だ。

犬を探せるのか紺屋探偵!
おすすめ作品です。
久しぶりに一気読みした。


以下amazonより
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

開業にあたり調査事務所“紺屋S&R”が想定した業務内容は、ただ一種類。犬だ。犬捜しをするのだ。―それなのに舞い込んだ依頼は、失踪人捜しと古文書の解読。しかも調査の過程で、このふたつはなぜか微妙にクロスして…いったいこの事件の全体像とは?犬捜し専門(希望)、25歳の私立探偵、最初の事件。新世代ミステリの旗手が新境地に挑み喝采を浴びた私立探偵小説の傑作。

ずーっと放置してきましたが・・・
やっとこさ再開しようと思います!
これからも宜しくお願いします。
ももんち (ビッグコミックススペシャル)


度々迷路-読書感想-


これは、文句なし可愛いのではないですか。
『イエスタディをうたって』 にでてくる関東美術予備校が舞台の番外編
カラーも素敵なうれしい短篇集。

『ももんち』とのタイトルどおり、
注目すべきは、ももちゃんの家族。

放浪癖の父親に
和装のかっこいい母親に
しっかりものの兄に
おせっかいな姉

みんな総じて、ももに過保護。
そんな家族に育てられたももちゃんは、お洒落や恋に無頓着なほわほわ系。
休日なんかにこれを読んだら、とっても脱力。

何より、この漫画のいいところは、
1巻で完結しているところだな。

冬目さんすっげー待たせるから。


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