うちのレストランのシェフは数々のミラクルを起こす![]()
従業員みんなでホテルに飯を食いに行った日の事
エレベーターに乗り上の階に行こうとしたとき、扉の向こう側に明らかに乗りこもうと小走りしてくるオッサンが見えた![]()
その瞬間何を思ったか彼は迷わず『閉』を押した![]()
オッサンは扉にがっつり挟まれた
笑いをこらえるのに必死だった![]()
平然とする彼をよそに挟まれたオッサンの方が恥ずかしそうに顔を赤らめていた
決して悪気があったわけではなく、その行為はスマートに素で行われた![]()
このような事態が度々起こる
そして今日新たな伝説が生まれた![]()
昨日の営業の後、彼は街に用事があり奥さんと共に電車で出かけることになっていた。
奥さんに外出用の靴を用意してもらい、コックシューズからその靴に履き替えた彼は『履きやすい』と納得した。
電車の時間が近づき駅に向かって2人は出かけて行った![]()
外に出て数歩歩き彼は異変を訴えた
『おい、この靴なんか具合悪い、おい何か靴の具合悪い!』
いちいち何かに注文をつける彼の性格を知っている奥さんは早くしないと電車に遅れるよとせかした
そうして駅に向かう彼の足取りが少しずつ乱れ出していった![]()
肩を揺らして辛そうに歩く彼。
『おい!なんかこの靴変だ、裸足で歩いてるみたいだ』と声を荒げた
奥さんは『向こうついても変だったら靴屋で新しいの買えばいいから、とにかく電車に乗ろう』と先を急いだ。
自分の足の不快感に耐え切れなくなり、彼はついに足元を見た!!!
すると何故かゴムのような破片が散らばっている![]()
『えっ!?ちょっとその靴脱いでみなっ』とついに奥さんもレッドカードを出した
その場に座り込み靴を脱ぐシェフ
すると何と靴の裏のゴムはボッロボロに擦り切れ
大小さまざまな石が山ほど突き刺さっていた!!!
それも別に尖った石ではなく、まろやかな形の石が山ほど刺さっていた
これはまずいと電車を一本捨てて店に戻り靴を履き替えて出直したと言う。
そんな古い靴じゃないのに・・平成なのに・・まるで空襲から逃げ惑ったなれの果てのようにボロけた靴
びっしりとめり込んだ石は取り除かれることもなく、店に保存され朝から爆笑を生んだ
そこにはシェフの威厳は少しもなかった・・・
今日この珍事で笑い続けた俺は
首の筋を痛めた![]()
シェフ、これからもうまい料理と素敵な伝説を作り続けていってください。
おしまい![]()







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