No.2 外国人の彼氏に憧れがあった頃もある
皆さん、こんにちは。妻もママも会社員も、そこそこにやってる人です。もうすぐ3歳になるわが子は、よく話すようになってきました。でも、まだまだ自分の気持ちを上手く言語化できず、癇癪を起こす日々です。日本語の文法も、まだまだぐちゃぐちゃです。「もう~していない。」「今から~してる。」など、過去・現在・未来・完了などがごちゃまぜになっている文章を話します。そのたびに私が訂正するのですが、訂正しつつも、日本語って難しいな。と感じることが度々あります。我が家は毎朝、トーストを食べるのですが、ある時子供が「パンをきたい。」と言い出しました。ん?と思って聞き返すと、どうやら「パンを切りたい。」という意味だったようです。朝食が済み、出かける支度をするために服を着替える際、「この服、着たい。」と言いながら、服を選んでいました。ショベルカーがプリントしてあって、彼がとっても気に入っているTシャツです。そこでふと、疑問に思いました。「切る」と「着る」は、どちらも同じ発音だけど、~したいの形にすると、「切りたい」、「着たい」と別の形に変化します。 なんでだ。。。とても不思議だ。。。私が、世紀の大発明をしたかのように、夫にこのことを話すと、「あー、日本語には活用があって、〇行変格活用とかの違いがあるからね。」みたいに平然と返答されました。 しまった、、こいつ(←夫w)は小中高時代に真面目に勉強してきた奴だった。大学入学共通テストを、私の時代ではセンター試験といいましたが、夫はなんとセンター試験の国語で満点を取ったらしいです。 その割に、人の気持ちや空気読むの下手すぎないか!?という愚痴はさておき、、私の世紀の大発明に共感してもらえず落胆しつつも、いやまてよ、私はそんな小難しい文法を知らなくても、ちゃんと日本語が話せているじゃないの。話したり、書いたりするのは得意ではないし、おまけに滑舌も悪いし、さらに悲劇的なことに声質も悪く、常に鼻声みたいだと、幼少期にからかわれたこともあるような踏んだり蹴ったりな私でも日本語を話して立派に生きているじゃない!やはり言語は、習うより慣れろで、文法など知らずとも習得できるんですね。現に、我が子は「切りたい」と「着たい」をすでにマスターしています。昔の記憶を遡ると、たしかに、中学の国語の授業で〇行なんちゃら活用みたいなものを習った気がします。おそらく言語学者さんが日本語を分析し、なんとか説明がいく法則を編み出したのだろうと思いますが、所詮は後付けなので、日本語がネイティブでない方々に、文法から教えたところで、日本語が話せるようになる気がしませんよね。日本の英語教育も然りです。中学校の義務教育から英語の文法や英単語を勉強してきましたが、私は英語が話せません。きっと私が例外ではないはず。日本の英語教育は、習うより慣れろではないからですね。ところで私たち一家は関東在住ですが、私も夫も関西出身で、家の中では関西弁で話します。なので子供の関西弁のイントネーションはばっちりです。保育園では標準語で生活しているので、標準語と関西弁のバイリンガルといえます。かくいう私も標準語と関西弁のバイリンガルです。関西生まれ、関西育ち、親、友達、先生、みんなが関西弁でした。関西に限らず、地方に住む人は、同じような環境のはずです。でも、話そうと思えば、標準語も話せますよね?なぜだろう。私はテレビやラジオなどのメディアの影響だと思っています。ニュースキャスターがきれいな発音で原稿を読み、東京の芸能人が標準語を話している。テレビでそのような場面に触れているからこそ、標準語がスムーズに体に染みついているのではないでしょうか。方言と言語には大きな違いがあるとは思いますが、英語を交えたテレビ番組やチャンネルが増えると、習う前に慣れることになるのかな。。。と思ったりします。