俺のラン&トレイル旅日記 -3ページ目

俺のラン&トレイル旅日記

走ることと山のことを中心に、自分の進化や成長を綴っていきます!

夜中は何度も目が覚め、体制をゴロゴロと変えながら、寝てるというより時間が過ぎるのを待った感覚。2時間くらいは寝られただろうか?

時計を確認すると、3時15分。

もう寝られそうにない。目覚まし時計が鳴る前にごそごそ動き出した。

まずは着替え、コンタクトレンズ装着、珈琲を入れてパンを食べながら、パッキングをする。


トイレに行きたいけど、怖い(小心者)。まだ真っ暗だし、誰も動いている気配はない。

地図を眺めながら時間を潰していると車が数台来た。

朝が近づき、人がいることに安心する。

時間ではもう4時半だけど、まだ暗い。出発予定にしていたので、ヘッドライトをつけてトイレに行った。

薄暗いけど、山の向こうは日の出が始まっている。

4時50分薄暗さもほぼなくなって、出発!

熊のことを想像して怖いがわくわくした気持ちで、どんどん歩みを進めた。

しばらくして、太陽の明かりが森を照らし出す。

怯えていた数時間前を思い出すと恥ずかしい。うひょうひょテンションが揚がる。






まず目指すのは、南精進ヶ滝。

ガツガツ登って、平坦なところは小走り。今日はストックも使う。

5:44滝へ行くベンチ到着。







5:47南精進ケ滝着いた。




前回のリベンジを果たせた!滝すげー!!


どんどん行くぞ!ドンドコ沢!

しかしザレたつづら折りの上りや崩落しかけているようなところもあり、登山道を崩さないように気をつける。

時折沢を渡る。沢の水は凄く冷たく、空気も涼しくてクールダウンできる。

沢では熊がいそうで、嫁さんがいる想定の独り言で、存在アピール!

「沢すべらんよーに気をつけてーー!」

「オッケー!!」

と一人二役。汗

そうこうしながら、

6:43白糸の滝





空が青い!!!

行動食をぼりぼり食べながら滝を眺めて小休憩。

今回の行動食は、醤油せんべいと落花糖。

はちみつ飴と塩飴と塩熱サプリ。

動くと行動食が旨い!朝ご飯用に買ったパンも持ってこればよかった。

次は五色滝を目指す!!

コースタイムを確認しようとランパンのポケットに手を入れると、地図とコースタイム表がない!!

一瞬焦ったけど、同じ物をもう一枚持ってきてた。

今度は落とさないように、しっかりザックのポケットに入れた。

ゴミを出してしまってすみません。と思いながら、トレイル上で見つけたゴミを拾いながら歩みを進めた。

飴の小袋や切れ端がほとんど。自分も気をつけよう。

お互い様ってことで、誰か自分の地図も拾って捨ててもらえたらありがたい。

前回の山行でスパイダーマンのようによじ登ったところは、ここだなー。とか、見覚えのあるところを思い出す。

3つめの滝来たぞ!
7:06五色滝


ここの滝の雰囲気が凄く良く、なかなか離れられず。

細い滝がゆったり落ちてくるのが、優しい感じ。

下の方では水しぶきと虹が太陽に照らされている。

断崖絶壁の間に花が咲いている。

青一色の空からゆったり流れる滝に虹がかかり、花や苔がイキイキしている。

素敵すぎるわー!なにここ!






見とれて20分も経っていた。

予定よりも一時間早いので、焦ることもなく今を五感フル稼働で楽しむ。

昨日は怖い思いしたけど、生きて来れてよかったー!と、大袈裟な気持ちになった。

正に表裏一体。夜と昼。暗いと明るい。どっちも必要なんだと。

充分に楽しんだので、トレイルは急ぎ足。

樹林帯から開け、そこから山の上を見上げると、オベリスクがどーーんとしている。




今からそちらに伺います!

しばらく歩いて、鳳凰小屋に到着!

7:49鳳凰小屋






花が沢山咲いていて、9月の下旬だった初鳳凰小屋とは全然違う雰囲気。あれからもう3年経つのか。

小屋の方々が朝ご飯中。テン場は誰もいない。

トイレ(200円)行って、コーラ(300円)を買って、行動食のせんべいと落花糖が旨い。

水もしっかり補給。めちゃくちゃ冷たい。その水でビールも冷えている。飲みてー!
でもコーラも旨い!

汗冷えしそうなほど涼しい風が抜けていく。シェルを着てゆっくりした。


4:50青木鉱泉→5:47南精進ケ滝  57分
(CT1:50)
5:50南精進ケ滝→6:43白糸滝 53分
(CT1:30)
6:45白糸滝→7:06五色滝 21分
(CT1:00)
五色滝で休憩20分くらい
7:26五色滝→749鳳凰小屋  23分
(CT1:00)

青木鉱泉→鳳凰小屋 3時間(CT4:20)


























8月8日(月)、密かに温めていた山旅計画が実行に移せるチャンスが来た!

天候よし!体調よし!かみさんの了承ももらい、行ってきた山は南アルプスの鳳凰三山!

初めて鳳凰三山に登ったのは2013年9月下旬。紅葉が終わりかけだったけど、オベリスクの迫力や、雲をまとった甲斐駒の美しさは、忘れられない。

薬師岳方面にぐいっと登った先に現れた富士山やまわりの展望にも、大声をあげて感激してしまった。
富士山と反対側は、白根三山が間近に迫り、興奮状態が止まらなかった。

その時は、青木鉱泉スタート→ドンドコ沢を登り→鳳凰小屋テント泊→鳳凰三山を巡って、中道から青木鉱泉に下山。

ドンドコ沢は小屋に着くまで、ずっとガスの中を進み、滝巡りは諦めて進んだ。二人でテント泊装備の重い荷物を担ぎ、よじ登るようなところは、まるでスパイダーマン。小屋にもやっとこさ着いたという記憶。下山の中道も狭く足場の悪い道もあり時間をかけて地道に降り、もの凄く長くかかった。

つらくも感動の大きい鳳凰三山、前日の夜勤明けで、帰ってきてから行くことを決めた。

登山計画書を記入したり、パッキングして下山後の温泉一式や車中泊用のアイスノンなども持ち、暑さでねられるだろうかと不安と旅のわくわく感が入り混じる。

いろいろ準備していたら、自宅の出発は18時になってしまった。青木鉱泉で車中泊することにし、ナビで検索すると22時到着予定。

新東名をひた走り、夕飯は南アルプス市の増穂インター近くのすき家に寄ろうとしたら街の夏祭りで盛大に花火が打ち上げられており、すき家は諦めて、コンビニで簡単に夕ご飯を済ませた。

明日の朝のパンと昼のおにぎりも忘れず買って、青木鉱泉を目指す。20号線は交通量が多く、韮崎市の宮脇という交差点を左に曲がると、そこからは自分だけの夜道。山に近づくにつれて、さらに暗くなり民家もない林道に突入した。

落石注意や狭い道、デコボコ道を気をつけながらゆっくりしか進めない。

怖さで足が震えながら(小心者)何とか青木鉱泉到着~。

駐車場には2台停まっているが、人がいるかはわからず。あまりうろうろしないように、すぐに停車。そこは平坦ではなく、結構な傾きに寝られるか不安になるけど、しょうがない。

網戸を取り付けて、窓を少し開けると、外は涼しい。車の温度計で20度。気温よりも傾きだな~と思いながら、横になってみるとやはり変な重力を感じる。

こーでもなく、こうか…と下がっている側にカラダをぴったりつけるのが一番しっくりきて、目覚ましは3時半にセット!4時半出発予定にして、やっと寝れたのは多分23時半頃。不安と期待を胸に寝た。

久しぶりに尉ケ峰に行ってきた。

張り切って5時半スタート!

と意気込んだのは前日一瞬で、実際は8時スタートになってしまった。

今日は尉ヶ峰の3つのルートを走り回ってやろうと、行動食やサプリは多めに準備。

これに、梅おにぎり1つ。



水は、スタート時に2.5L持ち、佐久米駅で補給する為に350円持った。

先月の奥三河パワートレイル前のトレーニングで1回走って、今回は二回目になる。

距離は約31km。

前回のタイムは、5時間6分。

スタートから尉ヶ峰までが、39分41秒。

今回は5時間切りと、39分切りが目標。

遅めのスタートなので、ハイキングの方への配慮の気持ちを持ってスタート!


7:57国民宿舎スタート。


8:35尉ヶ峰山頂 38分33秒記録更新!

ハイキングの人との出会い頭やすれ違いに注意を払いながら、見通しの良い下りやフラットなとこは、しっかり走れた。

山頂で休むことなく、パラグライダー場を目指す。

風が気持ちいい!

8:42パラグライダー場到着。




今日は霞が少なく、アクトタワーまでよく見えた!湖西連峰もばっちり!

一枚写真だけ撮って、走り出す。とりあえず、風越峠に下るとこまで行こう。

多少の蒸し暑さはあるけど、程よい風が気持ちいい!

木漏れ日の日陰の中をゆるゆる走る。





8:52風越峠へ下る前のベンチ到着。




先月までここから先は伐採作業で立ち入り禁止だったのが解除されてた。

風越峠まで行こうと降りていく。

顔面にクモの巣引っ掛かかるのが前進を妨げ、引き返した。

パラグライダー場から風越峠の間、フラットな一本道がず~っと続いてて走りやすくて、この区間のトレイルはいつも癒やされる。写真もとらず走り続けた。

9:08パラグライダー場

9:16尉ヶ峰山頂

SOYJOYクリスピーで小腹を満たし、西気賀と佐久米方面へ走り出す。

人がいないことを確認して、下りランの練習。

9:22西気賀方面と佐久米方面の分岐。


水の量を確認して、先に西気賀に降りることにした。

ここもカーブなんかでびっくりさせないよう気をつけながら、熊鈴も鳴らしながら走る。




9:37西気賀



すぐに来た道を上り返す。

10:05分岐を佐久米方面へ



10:17引佐峠分岐。




10:30佐久米登山口




10:38佐久米駅到着。





自販機で、綾鷹とコーラを買った。できればもう1本欲しかったのは次の課題。

5分休憩。

10:48再スタート

登山口までの上り坂アスファルトは梅おにぎりを頬張りながら進む。

急に山下清を思い出し、

野に咲く~はなのよ~おに、風にふか~れて~。

と鼻歌交じりに歩みを進めた。

10:55登山口


11:12引佐峠

11:34西気賀と佐久米の分岐

11:50尉ヶ峰山頂

やっと戻ってきた!獅子落としのトレイルを選んだら、足が全然あがらなくなり、腰もしんどくなって、たまらず何回か止まった。

汗も凄い。今回一番きつかったのが、この時だった。

ここで大休憩。心地良い風が吹いてクールダウンになる。ありがたい~。


ゆっくり下っても5時間は切れる。

ハイキングの人に迷惑がかからないよう、細心の注意を払って下る。

予想通り、ハイキングの人が登ってくる。

歩きに変えて、近づいた所で完全に止まる。笑顔で挨拶。譲っていただけるようで、お礼を言って、すれ違う。

同じようにしながらすれ違う時に、今度は話しかけられた。5.60代のご夫婦。

「走ってきた~?」

「はい~、走ってきました!」

相づちをうつ間もないくらい、話し続けるおっちゃん。

パートナーの奥様が、そろそろ行くよ!と促す。

話は、昔から仕事、仕事でね。山に来たら、いーなー山!と思えて、来るようになったけど、トレイルランナーが最近多くて、こんなとこを走るとこではないだろうと思ってたけど、グレートトラバースの田中陽希さんやトランスジャパンの望月さんをテレビで見て、いろんな人のいろんな楽しみ方があっていいと思う。

という話。


言ってはなかったけど、迷惑した時もあったのだろうかと思いながらまた下り始めた。

トレイルランと登山の人との問題。マナー。
ここに来るときは、最近特に考える。今と前の自分の行い。そのことはまた別で書くことにして。

12:40国民宿舎ゴール。




8時スタートの12時40分ゴール!

大幅に記録更新できた。

けど、ハイキングの人に迷惑をかけなかっだろうか?不快な想いをさせないように行けたか?さらに、どうすればよかったか?

この山で出会って話しかけてくれる人。
登って降りてくるといつもリフレッシュされてて、また頑張れる。

気軽に来れるけど、気を引き締めないと大怪我に繋がる。けど、けがもなく無事に帰ってこれている。

いつまでも尉ヶ峰に来て走りたいからこそ、山のマナー大切にしないといけない。