スゴい勢いのシャワーがあり、まずは水浴びをした。全身ずぶ濡れになるほど浴びて、クールダウンできた。
到着するまでになにが食べたいか考えながら進んだが、食べたくないような感じ。エイドを見回して、まずはコーラ!ショッツのサプリと一緒に。
梅干しと塩、漬物を補給。テントで横になろうか迷ったけど、進むことにした。シャワーを浴びて、熱中症対策をして、とりあえず歩く。どんどん抜かれる。
応援の人が両手で何か渡している。自分もいただくと、氷だった!一つは口に入れて、首と大腿を冷やしながら進んだ。有難い気持ちと、冷やされて回復したのかゆっくり走り出す。
家の前でエイドと水浴びをしてくださっている。ホースの水を頭からかけていただき、冷たさにびっくりした!応援を受け、まさにオアシスだった!
歩きを交え、なるべく走ることができた。
71km滝見の湯13:03到着!
エイドに着くと本当に応援がすごくて、それだけで気持ちが生き返る。
ナイスラン!ナイスラーン!
元気ゲンキー!!
あ、おれナイスランなんだ!元気に見えるんだ!って。
エイドではコーラを見つけ、すかさずがぶ飲み。美味しくて2杯一気飲み!
あっ…。自分でレッドブル準備してたんだった!(;゚д゚)いらなくなった。
蕎麦も元気にいただくことが出来た!
水浴びとクーリングをして荷物を頂きに向かうとすぐに手渡してくれた!スゴい速さだった。
日陰を探したが見あたらない…。更衣室の裏側が少しだけ日陰になっていた。
荷物を開けて、真空パックフルーツと塩ミニトマトを一気に食べた。レッドブルも意外と飲めた。
エアサロンパスを脚にかけて、気合いを入れ直す。MAGMAを持つのだけ忘れたのが後に響いた。
また荷物を預け、いよいよ馬越を目指す!
気持ち悪さはそれほどないけど、前半の軽快がウソのように脚は重い。それでも姿勢を正して、しっかり歩く。
馬越峠前のエイド到着。
塩を補給。水をかぶる。
頑張って走ってみる。すぐに歩く。を繰り返し、途中のエイドで持参のハチミツを舐めてみる。
水も浴びて休憩せず出発。
走れない。ひたすら歩く。
長い…。なかなか着かない…。森はキレイ!木漏れ日が美しい!気づくとけっこうな高さまで上がってきた。でもまだ着かない…。
ひたすら歩みを進め、やっとこさ!!峠到着ー!
ここがゴールみたいな気持ちになる。
エイドには4.5人のランナーが補給してたけど、入れ替わるように、一人になった。前回はすぐに補給できないほど、ごった返していたのを思い出し、エイドボランティアの人にその事を話すと、今年はこの暑さでリタイヤした人も多いみたいですよ。とのことだった。
自分も暑さにやられる寸前だった…。ここまで来てまた走り出せることに感謝し、峠の下り坂を走り出す。
ずっと一人。たまに抜かれたり抜いたり。さっき抜いた人に抜かれるときに、最後頑張りましょう!!と励ましの言葉を頂く。こんな風に他人を気遣いながらレースを楽しめる人間になりたいと思った。
長い下り坂の途中、雲行きが怪しくなり、降り出してきた。たまにけっこう降ってきた。向こうの方は明るくて、ここだけ降ってる感じ。ゲリラ的な土砂降りにはならず、下り坂を走った。平坦な川沿いになるとぱったり走れなくなった。歩き続けて、どんどん抜かれた。
87km川上村原公民館15:26到着!
峠からの下り坂が終わってから、ここまで全然走れなかった。少し気持ち悪い。塩を舐めて、どうしようか…。とりあえずパイプ椅子に座る。…回復する気がしない。トイレに行きたいんだった。用を足し、エイドの前で何を食べようか迷う。おばちゃん達は元気だ!そのテンションに合わせらない…。けっこうグロッキー状態。座っててもしょうがない。ゆっくりでも行こうと、歩き出した。自販機でポカリ補給。相変わらず走れず…。もうひたすら歩く。ずっと上り坂が続く。ここを少しでも走れる人がスゴい!走りたくない…。ゴール地点のアナウンスが聞こえるが、ここは離れるんだった。ゴール手前数㌔は、平坦地。自分を奮い立たせ、走り出す!といっても、キロ8分くらいのペース。ラスト一㌔の看板!
ゴールに近づくにつれて、応援の人が増える。
中盤に抜きつ抜かれつしたランナーさんが後ろから抜いていく。
拍手を浴びながらの最後数百メートル、気づくとあんなに重たかった足がウソのように走っていた。
こんなに走れるならあの時も走れよ!と厳しめの言葉が浮かんだ。でも笑顔でゴールだ!
目一杯のガッツポーズで自分を祝した。
前半サブ10ペースが後半にひびいた。50㌔から70㌔の間が1番暑さにやられた気がする。
10時くらいから14時くらいの間の4時間。
後半は回復させることができずそのままダラダラとしてしまった。
馬越峠の下り坂からの21㌔を走って進む為のトレーニング…。
42㌔、50㌔地点で、もっとしっかり食べないと行けない気がする。今回は50㌔地点ではみそ汁と一緒におにぎり1個。暑さにやられ始めてた。エイドを出て走り出せずけっこう歩いた。そんな状態から抜け出せなかった。
来年まで、粘れる走りを身につけたい。









