新幹線に乗ると、いつも眠くなってしまう。
と、言うか、寝てしまう。
なぜだろう・・・
「キュイーン」みたいな、「ウイーン」みたいな、車内で聞こえる
あの微かな音のせいかな？
揺れているような揺れていないような、あの揺らぎ感を感じるからかな？
背もたれに寄りかかりながら感じる、背中が吸い込まれるような、
あの加速の力のせいかな？
それとも、ただただ疲れているだけかな？
ん～、
全部かな。
とにかく、眠くなってしまって、すぐ寝てしまう。
すご～く、心地よい時間。
停車駅に近づくと、その都度照明がパーッと明かるさを増して、
「駅ですよ～」って
合図してくれているのも「いいな」って思う。
やわらかい感じの、あのアナウンスの声も「いいな」って思う。
新幹線に守られているような、優しさみたいなものを感じる。
目的地があると、寝過ごさないようにとアラームをセットしたり、
頭のどこかで降りることを考えてしまう。
だから、眠るだけのために、新幹線に乗ってみたいな～。
目的地、なし。
新幹線で眠ることが、一番の目的。
何時間くらい眠っちゃうんだろう。
想像がつかないから、どこに行くかはお楽しみに。
ぐっすり眠って、目覚めた駅で下車して、ふらっと散策。
な～んて、時間もお金も余裕なんてないから、
出来るわけないけど・・・
やってみたいな。