21時に寝て、2時に起きる。いや、起こされる。
ここからは寒さとの戦いであり、
自分の気持ちとの戦い。
 体の痛みや疲労は嘘のように消えており、
充分戦える状態。
と、気持ちのまま歩くと、すぐに疲れが襲ってくる。
寒さ対策をしっかりし、
一定のリズムで歩く。これが基本だ。
ちなみにこの時、僕のBGMはシャ乱Q・空をみなよ♪
この時、空は満天の星空だった。
 この時確かに、
僕等は目標に向かって進んでいた。
 そして歩く事、2時間か。
その時は来た。
 様々な障害を乗り越えながら、僕等は山小屋に辿り着いた。
正直、この時点で疲労はピークを越えていた。
酷かったのが内股から股関節の部分。フットサルでいつも痛める部分だ。
この先もこの痛みは続くのか…。不安がよぎる。
 山小屋に着いてからは、カレーを食べ、半畳程度の場所で寝る。
それだけだ。
僕等の隣は20歳位の女の子3人組、
寝ぼけて悪さをしない事を祈って寝る。
 劣悪な環境でも、疲れていればすぐに爆睡。



 5合目から6合目までは周りの景色を楽しみつつ、雰囲気を楽しみつつ歩いた。
初めての本格的な登山という事もあってか、
大きな期待感とワクワク感が僕等を包んでいた。
 しかし、
次第に登山の登山たる由縁を味わう事となる。
急勾配、じゃり、大きな岩、柔らかい土、硬い土、
そして、酸素が薄くなる…。
富士は僕等のリズムを次々と崩す。
7合目までは様々な障害が僕等を襲った。