今日は発達した低気圧の影響で関東甲信や東北の太平洋側などで雪が降り、関東の平野部でも雪が積もりました。



東京都心でもかなり雪が積もり、電車が止まったり一時困ることもありました。



でも、南国育ちの私としては、積雪はやっぱりどこかワクワクするような、楽しい気持ちを覚えるのも事実です。 



さて、このように気温が下がるこの頃は、風邪やインフルエンザが流行する時期です。自分への再確認も含めてインフルエンザの検査・治療についてメモしておこうと思います。



通常インフルエンザの診断は、病院で咽頭・鼻腔粘液から採取した検体を用いて迅速キットで行います。しかしここで注意が必要なのは、発症早期で、まだ咽頭・鼻腔等のウイルス量が少ない時には陰性となってしまう点です。



そのため発熱などの症状が生じてから半日~1日以内にはインフルエンザであったとしても陰性の結果が出てしまうことがあります。 



このような場合は、大流行した時期で職場や家庭内など周囲にインフルエンザの患者さんがいる時には、総合的に判断してキット陰性でも、発症していることを前提に治療を開始することがあります。



治療薬は現在4種類が存在し、以下の点に注意して使用します。



  
オセルタミビル(タミフルR)  経口薬、1日2回、5日間



10代は異常行動のリスクから原則使用不可



  
ザナミビル(リレンザR  吸入薬、1日2回、5日間



4歳以下の乳幼児は吸入が難しい。



  
ラニナミビル(イナビルR)  吸入薬、使用は1回のみで終了



乳幼児は吸入が難しい。



  
ベラミビル(ラピアクタR  点滴投与、1回点滴のみ。(重症例は追加投与を行うこともある)



乳幼児から高齢者まで使用可能



よく使用するオセルタミビルなどは発症後48時間以内にできるだけ早く使用し、小児・未成年者では異常行動の可能性が完全には否定できないため治療開始後2日間は1人にしないなどの注意が必要です。



 私は最近少し風邪気味なので、悪化しないように、そしてインフルエンザにならないように注意していきます!




人食いバクテリアって知っていますか?

 実際にはそういう名前の細菌は存在しませんが、発症後数時間単位で症状が進行し、約30%と高い死亡率を示す感染症の原因菌のことです。

原因菌には、咽頭炎の原因となるA群溶血性連鎖球菌、胃腸炎の原因となるAeromonas hydrophila, Vibrio vulnificusなどがあります。

 

傷口や食物からの感染なども考えられていますが、はっきりしないことも多いです。基礎疾患がない健康な人にも発症することがあり、30歳代以上の方に多いのが特徴です。

 

症状は四肢の痛みや腫れなどから始まり、手足の壊死、ショック、意識低下、進行すると尿が出ない、呼吸状態の悪化、黄疸などの多臓器不全を示し、死に至ります。

 

救命のためには、早期診断と外科的に感染壊死組織を除去し、集中治療が必要です。

 

私自身、日常の外来診療では、上記のような「人食いバクテリア」とは関係のない、四肢の痛みや腫れがある患者さんを担当することがあります。

しかし、常にこの病気は頭の片隅には忘れずに、意識していこうと思います。

2013年 新年あけましておめでとうございます。

本日から私のブログがスタートです!

これから焦らず、慌てず、無理をせず、

読んで下さる方に少しでもお役に立てる内容になれればと思います。

今後ともよろしくお願いします!