後だしじゃんけんニュース、福島原発の炉心溶融の状況に肝を冷やしている今日この頃、しかしながら亡羊とした報道に茫漠とした気持ちでいます。

そんななか、ニヒルというかシニカルな視点から生まれたキャラクターTを発見してしまいました。

プルトニウムのプルト君Tシャツ!! プルトニウムをガブ飲みしています。

DO☆BEST活動日記

動力炉・核燃料開発事業団が制作した、10分ほどのアニメーションが元ネタとなっています。すこし前に話題になっていたこのアニメ、「プルトニウムは飲み込んでも、すぐに死なないよ。体の外に排出されてしまうんだよぉ」とカワイイ声で末恐ろしいことを力説……。

ほかにも「ボクが恐ろしい物質だと言われてしまうのは悪魔のささやきなんだよぉ」と同情を引き、「ボクを大切に保安すれば明るいエネルギー社会が待っているんだよぉ」と扇動しております。

プルト君、愛らしさは認めますが、この狂気じみたキャラクターに愛憎の背反感情を抱かずにはいられません。

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このTシャツは「スモールデザイン」の菊竹さんという方が発案されたそうですが、あくまで皮肉の意が存分にこめられているのでしょう。

批判の声で喧々諤々となってしまうことは想像に難くありませんが、性善説を唱え理解のある方であれば笑ってくれるかもしれません。


smalldesign
http://smalldesign.jp/?pid=30823418#

フィンランドに建設されることが決定した高レベル放射性廃棄物処理場。100,000万年間保持されるように設計するとのこと。ここへ監督が潜入し、専門家たちに安全性を問いかけていくというドキュメンタリー映画です。


映画『100,000年後の安全』

ぜひ観にいってみたい!

「100,000万年後にここに住む人たちに、地層に高レベル放射性廃棄物処理場があることを伝えられるのか? 100,000万年後には私たちが使っている言語で伝えられるのか?」という問いかけが刺さりました。

「100,000年後のことは考えていない」としか思えない……というのは悲観的すぎでしょうか。


【UPLINK】100,000年後の安全
http://www.uplink.co.jp/100000/
DO☆BEST一同行って来ました!

EarthDayTokyo2011カエル

「アースデイ」とは、1970年4月22日アメリカで始まり、「地球環境について考える記念日」です。環境問題についてもっと人々に関心をもってもらうために、毎年アメリカやカナダでイベントが開催されています。

日本では2001年からスタート、毎年東京都渋谷区の代々木公園で行われ、毎年10万人を超える動員数のおおきなイベントとして続いています。
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環境について考えるイベントって、何でっしゃろ、と思いますが、たとえば…

出店でおいしいご飯が食べられる! しかも、有機野菜やハーブをふんだんにつかった体にもやさしいフード。食器はデポジット式で、ふいて返却!  とか、

トリンプやニールズヤードなど企業が出店し、ブラのリサイクルや限定アロマエッセンスを販売! とか、

気軽に立ち寄るだけでも楽しいイベントです。

お食事やお買い物だけではなく、代々木公園野外ステージでバンドのライブを聴けたり、環境問題について見識のあるかたがたのお話を聞くことができたりもします。しかも、無料で! ワーイ!

ということでDO☆BEST一同は毎年足を運んでいるわけですが、2011年の今年はとくに、3月11日の震災以降考えさせられている原発を始めとするエネルギー問題について、イベントを通じてアプローチできないかと思って参加しました。

まずは、代々木公園野外ステージでの田中優さん講演会へ。開けた場所である野外ステージなので気軽に入れるし、青空をバックにしているので、とっても開放的! C.W.ニコルさんもゲストとして登場。「NO MORE ATOMIC ENERGY」と声高にお話していました。

田中優さんは、未来バンクという銀行の理事長で、「環境によいことにしか預かったお金を運用しません!」という主義のもとバンクを運営しています。反原発の活動、大学の講師、文筆活動など多方面で大活躍されている方です。

講演会では、エネルギーについてとってもわかりやすくお話してくださいました。


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家庭でのエネルギー消費は全体の1/4程度で、3/4は企業が占めていること。電力消費「ピーク」をなくすことが大切で、フランスをはじめとする世界83ヵ国ではすでに実施されているということ。

そして、現在の日本でも資源の面から考えると原子力発電を使わず、エネルギー供給をまかなえるということ。

たとえば、

●海の上で風力発電をする。日本は海に囲まれた島国。海は陸の面積の12倍あり、これはとても大きなエネルギー資源である!

●波の力を利用した波力発電をする。9×15mのいかだを浮かべるだけで、45kwの発電ができる。これは太陽光発電の15倍!

●水力発電をする。山がある日本は、標高差×雨を活用できる。水量×高さ×重力でエネルギーが生まれるので、以上の条件を満たせばダム建設は不要。

など、具体的な数値や方法を知ることができ、頭にすっと入ってくる内容ばかりでした。

次は、アースデイエネルギーシフトパレードへ! 名前のとおり、地球環境にやさしいエネルギーを使っていこう! と思っているひとたちが集まって代々木~渋谷~原宿を歩きます。



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-ばいばいげんぱつプラカードグループ
-こどもといっしょグループ
-菜の花を手にグループ
-ハードコアグループ
-サウンド(鳴り物あり)グループ
-サイレント(大きな音響を使わない)グループ

など、合計10のグループにわかれ、街を歩きました! お買い物などで渋谷に来ているかたなどは「な、なんだなんだ」とびっくりしているご様子でしたが、「おっ!」と笑顔になって飛び入り参加した方も。1時間くらいかけてゆっくり歩きました。

わたしたちは、ひょんなことから? 「ばいばいげんぱつグループ」に参加していたのですが、「原発いらない! 原発いらない!」と大きな声で主張している方も多く、それに対して街ゆくおじさんが「原発使わないでどうするんだ!」と反対意見を投げかけてきたのが、印象的でした。ちょっと荒っぽいやりとりだけど、なんらかの形でみんなが考えていることを交換しあったほうがいいと思っています。うん。本当は落ち着いてじっくりできることが一番なのですが。

おみやげにはお米で作ったゴミ袋をいただきました!

ほんのり甘いお米のにおいがするー! 手触りもとってもやさしいです。さっそく使ってしまいましたが、なんかもったいない笑

アースデイに参加した一日をすごして、自然によいことを考え、やさしいものを体に入れたほうが絶対に気持ちいいんだ! と身にしみました。

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じぶんたちが使うエネルギーを、選ぶことができない現状でも、どうしたら地球をできるだけ汚さず、危険な思いをしないよう生活できるか、知って感じて触れて考えていきたいです。


アースデイTOKYO
http://www.earthday-tokyo.org/
4月14日、18:00からUPLINKにて鎌仲ひとみ監督『ヒバクシャ~世界の終わりに~』を観てきました。

この日は、上映後、監督が自らマイクをにぎり、ご自身のご経験や映画について、また福島原発の現状についてお話をして下さるイベントがあるせいか、劇場は立ち見の方もおり、ひしめきあっていました。

『ヒバクシャ』のを制作した監督が核・原子力の恐ろしさとそれをとりまく人々の環境について描いた作品は現在3作品あり、『ヒバクシャ』は第1作目。鎌仲監督はイラクへ取材した際に、1991年イラクのクウェート侵略を機に始まった湾岸戦争で使用された劣化ウラン弾(ウラン濃縮の際に生成される弾)による被爆を受けた子供たちが白血病に苦しむ姿を見たことにより作品制作を始めたとのこと。


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監督がイラクで出会った少女ラシャは14才で亡くなってしまいます。


中東で起こった戦争は、私たち日本人にとって単純に教科書に載っている時事、遠い国での出来事ではありません。太平洋戦争において広島、長崎は原爆の被害にあっています。ご自身も広島にて被爆した医師、肥田さんは微量放射線の及ぼす影響について警鐘を鳴らし、「原爆が落ちた場所から半径2km以内の住民は被爆していて、2km以上の住民は安全であると言われていたが、そんなことがあるわけがない」と言っています。

日本に落ちてきた原爆が作られたのは、アメリカのカリフォルニア州、ハンフォードの原子炉だった。肥田さんと監督はともにハンフォードで暮らす人々に会いにいく。ハンフォードの住民は原子力発電所を国策として誇りを持っているため、付近の農作物の放射線汚染量を計測せず出荷しています。原発反対運動をしているのはごく一部の住民のみで、なかには立ち位置を推進、反対と分かって生活している兄弟もいました。



上映後のイベントは、会場に映画を観に来ている人々と監督が直接対話をするというもの。福島原発の処理問題や、現状の日本の汚染状況について、おのおのの見解を開示しあい、非常に濃い内容のトークが展開されていました。

開始直後はまず鎌仲監督のご自身のご経験をお話くださって、その中で特に驚いたことは監督ご自身が放射線汚染地域に長期滞在されていることも要因となってガンを発病されたというお話。

また、被災地にいる年配のご両親やご親戚をもつ方が「もう自分は年だから、数十年後に体に影響があったとしてもたいした問題ではないと言っていたが、それついてどう対応したらよいのか」と監督に質問されておりましたが、監督は「それは放射能をナメています。5年後に発病したら、重荷を背負うことになるのはあなた自身なので早急に対応してください」とおっしゃっており、非常に重みのあるお答えだと思いました。

もちろんいたずらに「原発反対!」なんて言っているだけで映画を撮ることができないことは自明の理ですが、ご自身が触れ合った、見た、皮膚で感じたことをもとに放射能や原発について作品を作り、迷いなく澄んだ声で「日本の原発を全部廃炉にすべき」と言い切る監督を見て、この日UPLINKに来たことをさらに大きく肯定できたお客さんは少なくなかったのではないでしょうか。


入り口カウンター付近では監督が「一番希望を込めて撮った作品です」とおっしゃっていた『ミツバチの羽音と地球の回転』の撮影地と対象になった山口県上関原発の建設反対署名(現在92万人突破!)と、祝島の特産品ビワ茶の販売などがありました。

ややや、私も最後の1コになったビワ茶を購入! 


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『ミツバチの羽音と地球の回転』の題材と同様、山口県祝島の上関原発建設問題について取り上げている『祝の島(じほうりのしま)』が各地で上映されています。



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纐纈あや監督による、島民の反対運動を追ったドキュメンタリー作品です。鎌仲ひとみ監督作品で描かれた祝島と比較してみると理解がさらに深まるかもしれないと思っています!

『祝の島』映画公式サイトで取材をしたライターさん山秋真さんがブログに「国策であり原発に長年あらがい続けることは不可能だからこの地でこの映像を撮ってきた」と書いていたことが印象に残っています。決して「どうせ無理」と投げだしているわけではなく、現状を勉強し、重く受け止めていることがわかる言葉だと思いました。



ポレポレ東中野特集上映「25年目のチェルノブイリ」
http://www.mmjp.or.jp/pole2/  
(PDF)
http://www.mmjp.or.jp/pole2/426_timetable.pdf

映画『祝の島』公式サイト
http://www.hourinoshima.com/