前回お話した、相手に自信を感じさせることが出来る
トークテクニックについてさらにポイントをご紹介いたします。
商談などのビジネスシーンで相手と話をするとき、
あなたは相手のどのポイントに興味を持つでしょうか？
これは大きく分けて3つのポイントがあります。
1つめがその人のストーリー。
過去から今までの歴史です。
2つ目がその人の人間性。
きちんとコミュニケーションが取れる人かどうかや、
どんな夢があるか信頼できる人柄かなど。
そして3つ目が、その人の結果です。
・年収いくらとか
・どれくらいの実績があるとか
・どんな賞を取ったとか
・どれくらいの地位の人とか
このような具体的な数字に相手はビジネスである以上
嫌でも興味・反応を示します。
ですが、最初から結果を持っている人間はいないですよね。
みんなゼロからのスタートです。
では、まだ結果のあまりないゼロの状態で自分を魅力的に
見せるためにはどうすればよいのか？
その場合に用いるテクニック、
それは「権威」
これをうまく使うのが効果的です。
権威は大きく２種類存在します。
一つが人物。
有名な偉人や成功者、またはその場に対して影響力のある人間や会社が言っていた
名言や格言、情報を出すことで話を凄いように感じさせる出来ます。
・あのナポレオン・ヒルも言っていました
・与沢翼が○○と言っていました
・これはあのソニーでも取り入れてたノウハウなんですが
みたいな感じです。
最近だと、レッドブルなどの飲料なんかだとわかり易いです。
裏の説明には
トップアスリート、多忙なプロフェッショナル、
アクティブな学生、ロングドライブをする方など、
世界的な評価を頂いてます。
このような表記が、「レッドブルはトップアスリートや、プロからも愛飲されている商品で
世界的な評価を貰ってるんだな」という印象を顧客に与えることができる訳です。
自分にまだ結果が無い状態でも、こう言った権威をトークで織り込むことで、
本当は他人の言った言葉でも、相手はその人自身が持っている力だと
感覚的に勘違いしてくれます。
著名人や成功者、有名企業の権威を利用する。
そうすることであなたのトークは格段に説得力が増す訳ですね。
そしてもう一つ。
2つ目の権威、それは専門用語です。
・メラビアンの法則の法則と言うものがあって…
・これをインキュベートの法則と言います
・このタイミングが、CPです
どうでしょう？意味のわからない専門用語などを聞くと
凄い魔法を唱えているように感じませんか？
専門用語は知識の深さや凄さを
アピールすることができる権威になりうるんですよね。
レッドブルの説明は、実はここもクリアしているんです。
レッドブルはパフォーマンスを
発揮したいときのために開発されました。
アルギニン、カフェイン、ナイアシン、
パントテン酸、ビタミンＢ６・Ｂ２・Ｂ１２入り微炭酸飲料。
これを見てもビタミンとカフェイン、アルギニン位しか
私はピンと来ないですね。苦笑
そもそもビタミンとカフェインの効果も詳しくしっているわけではないので、
夜勤の時に飲むコーヒーは、カフェインが作用してるんだよねって感じの
知識具合です。泣
何を言いたいのかと言いますと、明らかにレッドブル側も顧客が理解できないのを
承知の上で成分を記載しているだろうって事です。
それによって専門用語という、権威の力を借りることが出来るからです。
もちろんきちんと効能も保障しつつですよ。
ただしこの権威、一つ注意点なのが
専門用語の乱発は控えるべきだという事です。
連発すると頭でっかちなやつだな。と思われてしまいますし、
相手はまさに訳のわからない呪文を唱えられている感覚に陥り
話についていけなくなります。
私だったら嫌味な奴だなって思います。それで相手が居心地悪くなってるのにも
気づかず話を続けていたらこの人は頭悪い人なんだな、仕事でかかわるとミスを
しそうだから付き合うのは、やめようと思いますね。
いついかなる時も相手への思いやり、気配りが肝心ですよね。
なので、専門用語を使う場合、連発の注意と
プラスその補足や説明を付けてあげると良いでしょう。
やり方さえ間違えなければ、まだ結果のない丸裸のビジネス初期段階の人間にとって、
権威は自分のトークに説得力を持たせてくれる魔法のようなテクニックになります。
上手く権威を利用することで、あなたのビジネスでの結果トークの質は嫌でも上がります。
ぜひ権威を活用してみてください。
ではでは。
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