
出身地 ドミニカ共和国 サンフアン州サン・フアン・デ・ラ・マグアナ
生年月日 1980年11月10日(28歳)
身長 188cm 体重 102kg
右投右打 一塁手
推定年俸 2,760万円
前半終了時の成績
本塁打 28本 で1位
打点 74点 で1位
打率 .295 で9位
という、来日1年目にしてすでに2冠王(前半戦)。
先日のオールスター戦でのホームランダービー第1戦で優勝したのは記憶に新しいと思います。
「(シーズン前に)30発は打つと思っていた」という落合監督の予想をはるかに上回りそうです。
ブランコ選手は、2008年秋のドミニカウインターリーグで活躍していたところを、ドラゴンズ関係者の目にとまり、来日することになりました。
そして、5月7日の対広島戦でナゴヤドームの高さ50mの位置にある天井スピーカーに直撃する推定飛距離160mの大飛球を放ち、1997年の同球場オープン以来初となる「認定本塁打」を記録しました。

また、セ・パ交流戦で活躍した選手に与えられる「日本生命賞」。セ・リーグは、交流戦で11本塁打の24打点、見事2冠に輝いたブランコ選手が受賞しました。
そして、7月1日の阪神戦でホームランを放ち、2007年のアーロン・ガイエル以来となる来日1年目に所属球団以外の全球団からのホームランを達成しました。
そんなブランコ選手ですが、シーズン序盤は、なかなか結果が出せず悩んでいました。
「4月はまだ技術的なことでちょっと苦しんでいて、打つときの腕の使い方とか、足のステップのバランスとか。自分のことばかりで、投手に対して100%集中できていませんでした。5月に入ってから、技術的なことがしっくりきたんです。少し、オープンスタイル気味にしてリズムが出てきたのが、4月と5月以降の違いですね。右打者なら右足に体重を残すという、日本の体重移動の方法をまねしたかったんですけど・・・沖縄のキャンプで日本のスタイルに合わせようとして、スクエアスタンスを一生懸命、練習しているうちに打ち方を忘れてしまって。結果が出なかったんです。それで落合監督や石嶺打撃コーチにアドバイスをもらって、話し合って元に戻すことを決めたんです。僕は投手が足を上げたら、自分もステップするという打ち方ですけど、オープンスタンスにしたら、僕の場合はリズムが取りやすくなったんです。」
オープン戦期間中、落合監督についていこうと決めた瞬間がありました。
「ナゴヤドームの打撃練習場に呼ばれて、落合監督がアルバムを持ってきてくれたことがあるんです。100枚くらいですかね。落合監督の現役時代の写真がたくさんあって。素晴らしい打者だと分かりました。中には体を開いて打ったものもあったんですよ。この瞬間、しっかり監督の話を聞いていこうと思いました。もともと僕は人のいいところは、聞くようにする性格ですけどね。」

そう言う意味で、先輩助っ人である巨人のラミレス選手の話も聞いたそうです。彼とはオープン戦期間中に携帯電話の番号を交換し、相談したそうです。
「結果が出ず、悩んでいたことがあって。そんな時、ラミレスが『しっかり準備すれば大丈夫』と励ましてくれたんです。それで安心して野球に集中できました。大好きなキューバ料理のお店も教えてくれました。ライバルのチームですけど、僕の中ではカリスマ的な存在というか、本当に尊敬していますよ。」

日本の食事はどうなのでしょうか?
「最初は、味がちょっと合わなく感じたり、塩が少なかったり、野菜が多く感じたりしたこともありますけど、最近は特に問題ないです。奥さんもアジア的な料理が好きで、今は日本の食事を楽しんでいます。自宅の近くにある焼肉屋さんがすごいおいしいんですよ。デラロサに教えてもらって、家族とよく行くんですけど、お店の人にもよくしてもらって。(母国の)サントドミンゴに帰った気がしています。」
ナゴヤドームの天井スピーカーに当てるほどのパワーの源は?
「神様のおかげというのが一番大きいんですけど、子供のころから常に100%の力でバットを振るようにしていましたよ。それがよかったのかもしれません。ウエートトレーニングはあまりやらないんですよ。否定するつもりはないんですけど、僕は週3回ほど、軽く調子を整える程度。腕立て伏せなど自分の体重や自然のものの力を利用した筋力トレーニングは、多少やっていますけどね。でもウエートをたくさんやったタイロン(ウッズ)がすごく成功していますし、どちらがいいとは言えませんけどね」
将来はメジャーに?
「自分は今28歳だし、(日本で)あと5年、7年はやりたいと思っています。もちろんチームが必要としてくれて、自分も、今後も。活躍をしないといけないですけどね。アメリカでやらないかという誘いのようなものがあるにはあるんですけど、やっぱりそれじゃなくて、日本でやりたいですね。正直、日本はお金もいいですし、お金がいいのはいいモチベーションになりますよ。やっぱりプロですからね。」

ブランコ選手はとかく打撃が注目されていますが、実は守備や走塁も外国人選手らしからぬ(?)活躍ぶりなんです。守備は、打者によってマメに守る位置を変える細やかさを持っています。走塁も走らせたら意外に速く、ヘッドスライディングはするわ、本塁に弾丸タックルはするわ。
こういうナイスプレイの陰には、どんなに疲れていても、必要と感じた練習は怠らないという姿勢があります。それは、石嶺打撃コーチが「こんな外国人は本当に珍しいよ」と目を細めるほどです。
試合前に尊敬する落合監督から直接指導を受ければ、「リラックスする言葉とかかけてくれて。素晴らしい監督。貢献したいと思ってるんです。」と話し、有言実行するブランコ。
そんなブランコ選手ですから、後半戦もセ・パ関係なく野球ファンの注目を浴びること間違いなしですね!
