ブログ管理人が社会人になったときは、バブルの絶頂期。

当時、1989年の日経平均は史上最高値の3万8,957円をつけ、それ以降、国内のバブル崩壊、リーマンショック、ITバブル崩壊の金融危機など、失われた20年における日本人の個人金融資産は、統計的には1.8倍に増えている。


1991年3月に約1,000円兆円が2018年9月で1,859兆円。赤ちゃんも含めた全人口の国民1人当たりの個人金融資産は、1,470万円に相当する。

2018年末の個人金融資産の残高は1,830兆円と、昨年末に株価が下落した影響で、株式や投資信託の時価評価額が目減りして、10年ぶりに前年末を下回ったが、それでも、日本の個人金融資産は、8,987兆円(1人当たり2,741円)の米国に次いで、世界No.2。

その内訳は、米国では、現預金や保険、年金が43%、株式や債券、投資信託が54%のところ、日本では、現預金や保険、年金が81%、株式や債券、投資信託が16%と米国や欧州とは中身が異なっている。

「長期デフレの日本では、減価しない現金保有も理にかなっている」という見方もできる。

日本政府が国民に「貯蓄から投資へ」「貯蓄から資産形成へ」と啓蒙しても、日本人は貯金や保険、年金好きな特徴があり、金融機関を通して、間接的に債権や株式を購入していることになる。


ブログ管理人も個人金融資産の形成には、投資と投機が違うことを認識して、預金でお金を貯めてから、余裕あるお金を投資に回して、自分らしい金融資産のポートフォリオを右肩上がりに形成できたら嬉しい。

「ねんきんネット」で自分が手にする年金額がある程度は把握できるので、シニア手前のブログ管理人も調べてみたところ、今と変わりのない消費&投資の生活だと問題なさそうだけれども、浪費した生活を送るには、あと2,000万円くらいあった方が良いなと思う☟。
年金・自分の受け取る年金の見込み額を知る

そのために、オカンのようなシニア世代とは違うマネープランを立てており、日本のような年金制度がなく、社会人になると同時に自分年金の資産形成を始めて老後に備える外国人を参考にしている。

近年、シニアやリタイヤ世代に比べると、現役世代の方が老後の不安を感じているという。

家計やお金の統計をみると、収入の多い少ないがそれほど個人金融資産に影響はなく、支出が収入を超えないことの方が重要だと分かる。

セミリタイア中のブログ管理人も、現役時代よりも、ぐっと収入は減った一方、自由な時間と貯蓄額は増えており、この10年間で老後の浪費分の2,000万円を目標に貯めている。


【参考・引用】
「家計金融資産とは 日本、現預金の比率が5割以上」日本経済新聞
井澤江美「行列のできる人気女性FPが教える お金を貯める 守る 増やす 超正解30」2019.東洋経済新報社