2019年5月22日に金融庁が人生100年時代に向けて、長い老後を暮らす蓄えとなる「資産寿命」に関する指針案を初めてまとめた。

報告書案「高齢社会における資産形成・管理」によると☟
https://www.fsa.go.jp/singi/singi_kinyu/market_wg/siryou/20190522/01.pdf

① 働き盛りの現役期

② 定年退職前後

③ 高齢期

①〜③の3つの時期ごとに、資産寿命の延ばし方の心構えを指摘している。内容は日本人B層にとってはツッコミどころが満載で、ちょっと実用感が少ない。

ただし、政府が年金など公助の限界を認めて、国民に「自助」を呼びかけている現実は、重要である。

セミリタイア中のブログ管理人は、② 定年退職前後に当たるので、まずは、自分が将来受け取る年金の見込み額を予測してみた。

ねんきんネット

自分が国に納めた年金状況は、日本年金機構の「ねんきんネット」で確認できる☟。

「ねんきんネット」とは、これまで納めた年金記録や将来受け取れる年金の見込み額などがWebで確認できるサービス。

「ねんきんネット」を利用する場合、手元に自分の基礎年金番号を用意。

ねんきんネット

「ねんきん定期便」などに記載されている「アクセスキー」を持っている人は、それも用意。

ねんきんネット

新規登録画面に、必要事項と基礎年金番号を入力すると、日本年金機構で本人確認が行われて、ユーザーIDが届く。

ユーザーIDが届いたら、パスワードを用いて「ねんきんネット」にログイン。

ねんきんネット

20歳から現在の年金状況が想定以上に詳しく分かる。

いつのまにか、納めた年金保険料が結構な金額になっていた。

ねんきんネット

自分が65歳から支給される見込み額も計算できる。

ねんきんネット

私たちが納めている年金の積立金は、投資の世界では、巨大な「クジラ」と呼ばれている。5頭のクジラのうちの1頭がGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)で、積立金額が約150兆円。国の公的年金を運用する機関としては、世界最大級。

GPIF

それまで約160兆円であった積立金額は、2018年10月~12月期の運用実績では、14兆8,000億円の運用損を出して、約150兆円まで目減り中(市場の影響を受けた変動あり)。

GPIF

政府は、私たちが納めた年金の積立金で、株価の下支えも行なっているという。

ブログ管理人が実際に年金を受給する頃には、見込み額から減額となっている可能性もあるだろう。

そのために、自分年金を作ることも大事。


2019年6月1日
2019年8月7日 更新


【参考・引用】
日本年金機構
年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)