香港の100万ドルの夜景が楽しめるヴィクトリアピークは、日中だと歩いて登れる☟
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日曜日の朝に、九龍島からスターフェリーに乗って、香港島の中環まで行く。


中環に着くと、ものすごい数の南国風の顔立ちをした女性の人たちでいっぱい。その数が尋常ではなく、警察も警備に当たっている。この女性たちは、香港の住込みで働くメイド(阿媽;あま)さんたちで、お休みの日曜日には、中環で友人や親戚たちと過ごすという。

香港は、共稼ぎが多い。子どもを育てながら、バリバリとフルタイムで働く女性が多く、それを可能にしているのが、阿媽さんたちの縁の下の力。


人混みを避けて、ヒルサイド・エスカレーター(半山自動扶梯)近くまで移動。AM10:00までは降り運転のため、翠華餐廳(すいかレストラン)で香港式紅茶HKD21を飲みながら、登り運転になるのを待つ。


エスカレーターに乗ると、真後ろの人が外国人訛りの日本語で「あのボロボロの建物を見てください」と大きな声で言うので、思わず凝視!


「もう誰も住めない、あんな建物(右中央の白い倒壊しそうな建物)でも、1億5千万円ほどで不動産業者は買い取るんです。この地域の開発のために、1億5千万円も支払う。今の香港はそうです。ほら、あちらのボロボロの建物も、同じくらいの値段で売れるでしょう」と、日本人ツアーガイドのおじさんだった。


エスカレーターをひたすら登ると、「干徳道(Donduit Road)」に出る。


右に曲がり、住宅街が立ち並ぶ道路沿いをしばらく歩く。


分岐点の「克頓道(Hatton Road)」を登る。


休日ということもあり、ヴィクトリアピークへ歩いて行くと思われるスポーツウエアを着た人、子どもや犬を連れた人が増えてくる。ベビーカーを押すお父さんもいる。広東語と英語を話す人が多く、日本語や北京語は聴こえてこない。


季節的にも、暑過ぎずなくて気持ち良い。登りのしんどさは、東京の高尾山くらい。登りよりも、下りの方が足にはこたえた。


大型犬を連れている人が多い。展望台に着くと、イベントの開催中で、人の数も多かったので、景色を楽しんだあと、別のルートから歩いて降りることにした。


途中でトラムに遭遇。


動物園まで降りて、無料なので園内に入り、Googleを頼りに中環方面に行く。


ちょっと落ち着いてゆっくり食事がしたくなり、お家騒動の落ち着いた鏞記酒家(ヨンキー)で遅めのランチ☟。


宿でひと休みしてから、The ONEで香港3月21日公開予定の『面酒店/マスカレードホテル』を観て市場調査。公開前とあって、半分以上の席が埋まっていた。


宿に戻って、着替えてゴロゴロしていたら、中国人女子2人がチェックイン。オーナーさんの連絡先を伝えて、設備の簡単な使い方などを教える。そのうちの1人が日本に興味があり、ブログ管理人の住む地域にも行ったことがあるというので、意気投合して、一緒に夕食に行く。この露店は、若くして成功した中国で有名なオーナーのお店だと教えてもらう。美味しい。


PM10:00過ぎだけれども、ブログ管理人が夜のビクトリアピークを案内することになり、MTR佐敦駅からMTR中環駅へ地下鉄で移動。

もう1人の女子が香港の交通費の高さに驚いて躊躇していたので、「旅は道連れ、世は情け」とブログ管理人が中環からのタクシー代を2人にプレゼント。乗車前にタクシー運転手さんに幾らか訊くと、「メーター通り」という返事。1,000円くらいが目安だと聞いていたので、「HKD80以内?」と訊くと、そうだという。香港映画か?と思うほどの猛スピードでヴィクトリアピークの展望台までHKD63.1とむっちゃ頑張ってくれた。小銭はチップで渡した。


夜景を十分に楽しみ、中環までバスで帰ったけれども、予想通りに車酔いが酷い。中国人女子2人もミニバスに酔ったそう。次からは、夜の帰りはピークトラムにしたい。最終の地下鉄にも間に合って、午前さまで宿に戻る。

それでも想定外のことが起きるから、旅は楽しい。今回、彼女たちと知り合わなければ、100万ドルの夜景をこんな風には楽しめなかった。