香港で日本円から香港ドルに両替する場合、香港国際空港や重慶大厦(チョンキンマンション)の両替所で交換する人が多いと思う。

レートの良い順として、重慶大厦>香港国際空港>香港市内>日本の空港がよく並べられる。

沢木耕太郎氏の『深夜特急』の長年のファンであるブログ管理人にとって、重慶大厦は昔の九龍城砦に次いで興味深いけれども、躊躇する場所でもあ。

重慶大厦とは、住居を主とした雑居ビルで、飲食店や両替商、携帯端末店、売店、コインランドリー、床屋、ゲストハウスなどが揃ってる。

『深夜特急』にも出てくるゲストハウスは、香港屈指の安宿が集まり、世界中のバックパッカーが訪れるほどに有名。

実際に奥深く足を踏み入れた人の話では、両替のレートも良いところと悪くてぼったくるところもあり(入り口近くはレートが悪く、奥や2階の方が良いらしい)、歩いていると、偽物やドラッグを勧められるなどのカオスな場所だと聞いている。

そのため、ソニー銀行のSony Bank WALLETを持つまでは、香港国際空港の両替所で両替することが多かった。


ソニー銀行のSony Bank WALLETとは、11通貨に対応したVisaデビット付キャッシュカード☟。

ソニー銀行

空港内に設置されている現地ATMでも、Sony Bank WALLETによる香港ドルの出金が行える。

現地ATMでは、クレジットカードによる出金もできるけれども、Sony Bank WALLETによる出金の場合は、事前に外貨預金口座に香港ドルを入れておくことで、為替レートによっては、お得な場合がある。

ソニー銀行で外貨預金口座を開設し、事前に香港ドルの外貨預金を行う。為替手数料はステージによって、5〜9銭。


SONY BANK WALLETでの現地ATM出金については、為替手数料以外にも、下記の手数料がかかる。

① 事務処理手数料:1.76%/1回 海外ATMから現地通貨を引き出す場合。

② 海外ATM利用料:216円/1回 海外ATMから現地通貨を引き出す場合で外貨口座未開設の場合。

③ 現地ATM設置期間利用手数料:所定の設定額 現地ATMで所定の設置機関の利用手数料を設置している場合。

外貨預金口座を開設しておけば、②の手数料は不要。③も現地のATMによっては不要となる。


香港国際空港の中国銀行のATMで香港ドルを出金してみた、

英語で操作することができて、最低出金額はHK$500から。

出金手数料は、事務処理手数料の出金希望額x1.76%になる。

香港国際空港の中国銀行のATMでは、現地ATM設置期間利用手数料が無料だった(2018年10月時点)。

外貨預金を行ったときと、香港に到着したときの為替レートがさほど変わらなかったり、円高になっていなければ、空港の両替所よりもお得に両替ができる(自己責任でその都度計算しよう)。

SONY BANK WALLETでは、香港ドルの他にも、円、米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル、NZドル、カナダドル、スイスフラン、南アランド、スウェーデンクローナなどの通貨が使えて、外貨預金をしていなくても、②の手数料はつくが、現地ATMで出金できる。


Sony Bank WALLETを手にするには、ソニー銀行の口座開設が必要。新規口座開設には、ソニー銀行の「ご家族・ご友人紹介プログラム」を利用すると、条件に応じて現金2,000円、または4,000円の特典が受けられる☟。


7万円以上の両替であれば、日本で外貨両替マネーバンクで事前に両替しておくのもお得☟(東京では、7万円以下でも、窓口へ両替した現金を取りに行ける)。