ブログ管理人が憧れて尊敬する日本で100%自家発電のオフグリット生活を実践する3人の事例を紹介する。

3.11による原発事故をきっかけに、100%自家発電の家に住み、オフグリッド生活を送る人たちが存在する。

グリッドとは、電力会社の送電網のことで、電力会社の送電を断ち、電気を自給している人たちでもある。彼らがどのような生活を送り、どのような装置でオフグリッド生活を実践しているのか、非常に参考になる。


サトウチカさん(当時、神奈川県横浜市)


ブログ管理人が一番最初にオフグリット生活者を知ったのがオフグリット女子のサトウチカさん。

自然療法士であるチカさんは、東日本大震災を機に、サラリーマンの旦那さんと神奈川県横浜市内に新築の家を建てて、完全オフグリッド生活を送る。

屋根の上の太陽光パネル8枚(2kw/hを発電)と再生鉛バッテリーで蓄電(最大27kwhを蓄電)をして、全ての電気をまかなっているという。サトウ家の1日の消費電量は3kwh。日本の一般的な世帯の約1/3だそう。

最初は、売電を検討していたが、その仕組みを調べるうちに、売電でもらえるお金が他の家庭の電気料金から集められていることを知り、電柱も敷地に建てないといけないことから、電力会社との縁を切ったという。

太陽熱を活用した「ソーラークッカー」でつくるお日様レシピもWeb連載で紹介されている☟。

その後、離婚されて「婚姻オフグリット」を宣言された。



藤井智佳子(ソーラー女子)さん(東京都国立市)


ソーラー料理法などを参考にしているソーラー女子。

染織作家の藤井智佳子さんは、2012年9月に電力会社との契約をやめて、賃貸アパートのベランダにソーラー発電機を設置。以降、約1年かけてアンペア数を減らし、月800円代まで節電。それをきっかけにオフグリッド生活を始め、電力自給生活を続けている。

公団のベランダは狭く、生活に十分足りるほどのパネルを立てられないことから、冷蔵庫とテレビなしの生活。エアロバイク発電などもされている。

ベランダソーラーの仕方やアイロン、調理法、冷蔵庫の工夫など、すごく役に立つ。

藤井智佳子:ソーラー女子は電気代0円で生活してます!



カナコさん(岡山県)

ブログ:ameblo.jp/kanako77

オフグリッドの先駆者で環境活動家の田中優氏の奥さまのカナコさんは、2012年末に岡山に移住し、2013年2月に自宅の電線をカット。電気の自給自足を実証されている。

晴れの日や雨の日、それぞれの電気の使い方、発電状況を見ることができ、オフグリット計画者にとって参考になる。



[参考・引用]
「電気代ゼロ!100%自家発電、オフグリット生活に挑む5人のパイオニアに学ぼう」eA(イーエ)、2015.6.1
「『電力会社の電気はいりません!』独立型の自家発電で、晴耕雨読の日々をおくる佐藤隆哉さん・千佳さんに聞く、これからの電力のありかた」、Greens.jp、2015.5.1
柳澤史樹:オフグリッドで家まるごと自給エネルギー!サトウチカさん宅を見に行く、サライ、2017.6.16
「電気代ゼロ円!東京の公団で完全オフグリットライフを楽しむ、ソーラー女子の知恵とワザ」、Greens.jp、2015.5.1