仕事帰りに立ち寄るデパ地下で、兵庫県産の釜茹でホタルイカが半額セール。

今年初のホタルイカ。

兵庫県のホタルイカ漁は、1月下旬から始まり、3〜4月が最盛期。富山県では、3月1日が解禁日で、4〜5月が最盛期。

ホタルイカは、ホタルイカモドキ科の小さなイカ。春に生まれて、翌春に産卵期を迎えて約1年で一生を終える。腕や腹部に発光器をもち、蛍のように青く光るのでホタルイカと呼ばれる。

兵庫県産の釜茹で済みのホタルイカだと、寄生虫は心配ないが、ミソの多い富山県産の生食のホタルイカには、「旋尾線虫」と呼ばれる寄生虫が付いていることがあり、「内臓を取ってください」と注意書きがある。感染しているものを生で食べると、寄生虫が人の体内に移動して、腸閉塞になることもある。

基本的には十分に加熱調理して食べれば問題なし。ホタルイカが生きている間は、寄生虫は腸や内臓に生息。ホタルイカが死ぬと、他の部分に移動することもあり、内臓を取り除けば大丈夫とは言えず。沖漬けなどで加熱しない料理に使う場合は、マイナス30℃以下で4日間以上冷凍して寄生虫を退治すること。


ブログ管理人が美味しくいただいたホタルイカ


2人分で480円+税の半額だったので、1人分130円でこの美味しさ。

酢味噌は、一緒についてきた添加物の入った既製品は捨てて、自分で作ろう。混ぜるだけで超簡単。

酢味噌の作り方

・白味噌  大さじ2
・米酢      大さじ1
・はちみつ  大さじ1/2
ブログ管理人は、砂糖を調理に使わないので、はちみつを使用。本来は、砂糖を大さじ1/2使う。
・からし  少々
からしは、お好みに応じて利用。

その他、おろした生姜とお醤油の「生姜醤油」で食べても美味しい。


春になると、富山湾では、深夜の海岸線が青白く光る「ホタルイカの身投げ」現象が見られる。ホタルイカは、ふだんは深海に生息しており、3月~5月頃に水面近くまでやってきて産卵する。その後、また海深くへと戻るとき、月明りのない新月の夜には、方向を見失ったイカが浜に近づいて、波につかまって浜に打ち上げられることで生じる。

このホタルイカの身投げは、「ホタルイカ群遊海面」として、国の特別天然記念物にも指定されている。

富山県に美味しいホタルイカを食べに行きたくなる。