AGA(男性型脱毛症)なんて誤魔化したような名前ですが、詰まるところハゲに変わりはありません。

  私はもう心から何かを楽しむことは出来ないのだろうと本気で思っています。フィナステリドを処方され、服薬を行ってはいますが、心の底から信用している訳では無いのです。溺れる者は藁をも掴む、そんな心情です。

  ストレスは良くないと言いますが、この状況でストレスを感じない人の方が少ないと思います。他人にも相談出来ず、知らぬところでハゲと陰口を叩かれているだろうという不安と恐怖を抱え、本当に生きるのが辛いです。

  私に何が出来るのでしょうか。抜け毛を見るのが本当に嫌で嫌で仕方なくて、頭を洗うことが恐怖の対象になりました。キツいです。ただ生きているだけで不安と恐怖に苛まれ、人の目を避けなければなりません。

  軽々しく口にしていい言葉ではないでしょうが、本気で「死にたい」と思ってしまいます。

  何も信じられません。目に映る全てが敵に見えてきます。今の私はそんな精神状況です。

  助けてください。辛いです。でも生きる以上闘わなくてはなりません。自殺する勇気などないので。

 皆様はAGA(男性型脱毛症)という言葉をご存知でしょうか。いわゆる薄毛、若ハゲはコイツが原因と言われています。ナントカカントカという神経伝達物質が原因とされているらしく、殆どの髪の悩みの元凶はAGAによるものらしいです。

 

 若いうちに発症してしまう方も多いようで、まだまだ実りある青年期の男性の心には深く、深く絶望を負わせるでしょう。かくいう私も絶望を背負う一人です。私は今年24になったところですが、ふと額の生え際に手を当てた時、気付いてしまいました。(あれ?俺こんなに生え際後ろだったっけ?)と・・・。私の家系の男性は軒並み禿げており、いつかは自分もそうなるのだろうとは思っていました。ですが、ですが何も24で突きつけられるとは思ってもみませんでした。

 

 その日その瞬間から世の中全てに対する見方が変わりました。何もかもが嫌になり、仕事にもプライベートに対しても全てに対する意欲を失いました。仕事はただこなすだけになり、休日はただ一人漠然としたやるせなさと不安、何もできない無力さに打ちひしがれました。自殺すら考え、包丁を喉元に当てるまで至りましたが勇気が足りませんでした。「そんな事で死ぬなんてくだらない」と思われる方もいるでしょう。ですが、私は、そして同じ悩みを持つ私たちは本気なのです。それほど強く胸をえぐられる悩みなのです。そんな日を送る中、よく死ぬくらいなら死ぬ気になれという言葉をふと思い出し、AGAというモノに向き合ってみる事にしました。

 

 まず、AGAは病気です。皮膚科や専門医による医療行為が効果を認められているという事を知り、ほんの少しですが未来に光が見えました。早速AGAの治療を行なっている皮膚科を探し、訪問いたしました。薬を処方され、AGAの進行をくい止める効果があると説明されました。毎日一錠、決して安くはない値段ですが、自分の未来のためならばと思い薬に頼る事にしました。

 

 まだ服用を始めて一月も経っていませんが、同じ悩みを持つ方のために、私が効果のほどを自分の髪を持って確かめて行きたいと思います。

 

 もし若くして薄毛、抜け毛で悩む方の、小さな救いになればと思っております。

 

 AGAは病気です。私は闘病します。戦友に幸運あれ。