夫が帰ってきて、夫の顔見た瞬間涙腺崩壊。涙って枯れないんですね。いくらでも出る。

奥さんが病気持ちだったなんて。子供を産めない可能性があるなんて。それが結婚したばっかりで分かるなんて。申し訳なかったです。「こんなのと結婚しなかったらよかった」なんて思われたらどうしようなどひたすらネガティブでした。

 

夫の意見は電話の通りでした。「不妊治療を行っている最中に破裂したり癌になったら死ぬんだよ」と言われました。私も1人で考えた結果、だいぶ手術へ気持ちが傾いていました。やっぱり破裂や癌化は怖いし、手術でそれらが防げるなら意義は大きいかなと。手術したことにより妊娠できない可能性は確率的にすごく低いので、それなら命を優先したいと思いました。

 

話し合いの最中も、終わってからもずっと泣いていました。夫はクールで無口なタイプなのでよしよしとかハグとか慰めの言葉とかは全くなく、ただひたすら話を聞いてました。仕事を休むことも特に賛成も反対もせず「ふーん。まぁゆっくりしたら」という反応で、なんだかありがたかったです。私がポロッと「看護師として人に尽くしてきたし、日常生活でも1日1善で生きてきたのに何で私がこんな病気になるかな」と言った時は「俺が1日2厄くらいしてるからね」と言ってくれ、なんだそれって、ふふふってなりました。あー好きだなぁと思いました。

 

次の日、病院に電話して手術しますと伝えました。手術となると名医がいる病院に紹介すると言ってくださり、隣県の有名病院に通院することになりました。交通費や時間、中々かかると思いますが、病気のために頑張って通おうと決めました。

先生が病気の説明をしてくれ、ショックのためふわふわ聞いていましたが「すごく大きく腫れていて破裂や捻転、癌化の恐れがあるので手術が必要になる。でも手術したら卵巣が傷ついて妊娠できなくなるかもしれない。手術か不妊治療、どちらを優先するか旦那さんと話し合ってください」と言われ、もう思考停止してしまいました。

 

だって結婚式したばっかりでこれから幸せな新婚生活送って、その中で仲良くしてれば自然に赤ちゃんってできるものだと思ってたのに、癌化?手術?妊娠できない?不妊治療?何を言われた?私が?何で???ってとりあえず何で私が?って思いが一番でした。

 

診察終わっても泣き続けているので看護師さんが別室に案内してくれて「落ち着くまで使ってください」と言ってくれました。私が働いている病院なので正直見たことある看護師さんだったけど、そんなこと気にしてられないくらい泣いてました。

その部屋で仕事中の夫に思わず電話してしまいました。夫には「手術しないと命に関わるんだよね?なら先に手術するしかないでしょ」と言われましたが、「何でこんなに他人事なんだ。手術するのは私だし、自分の子供が産めないかもしれない可能性もあるのに分かってんのか」と少しイライラして涙は落ち着きました。その隙に帰宅しましたが、やはり涙は止まらず、歩きながらもずっと泣いていました。今思うと完全に不審者。

 

家についてすぐネットで病気について検索しました。1月から続いていた体調不良もこのためだったのかとやっと納得できました。診断時は右卵巣が7cm、左卵巣が5cmだったので手術が必要なのは理解できました。でも術後の卵巣機能不全などが目に入りやっぱり涙が止まらず、1人で考えても堂々巡りで結論は出ませんでした。

 

そんな中、ふと明日また仕事か・・・と思うと吐き気がしたし、自分がこんな状態なのに人の看護なんてしてられない、したくないと思いました。もう誰にも会いたくなかったので師長さんに電話して病気のことも含めて話し、しばらく病休をくださいとお願いしました。夜勤の時に話していた親しみやすい先輩のおかげか、人間関係の件も知っていたみたいで了承してくれました。とりあえず1か月分のシフトは全部休みにしてもらって、みんなに迷惑かけて申し訳ないなぁという気持ちはありましたが、人間、自分が一番大事です。

 

私は母と仲が良く、何でも相談するタイプなので母に電話して病気のことや仕事のことを伝えました。病気に関しては「死ぬわけじゃないんだからそんなに泣くな」、仕事に関しては「病気だから仕事なんか休めばいい。看護師なんて変わりはいくらでもいる」など言ってくれ、すごく気が楽になりました。やっぱり母は偉大だなぁと思いました。

幸せのハワイ旅行から帰ってきてまた仕事の日々。

この頃から生理中でなくても常時腰痛があるようになりました。立っているのもしんどいので申し送りの時なども1人だけ座ったり、あまり動かないでいいリーダー業務を中心に働いていました。するとやはり気に食わない人もいるようで「あいつ何してんの」「何であんなに動かないの?先輩がこんな動いてるのに」と私に聞こえるように陰口を言われたりもしました。ザ・女の職場(笑)今思うと受け流したり気にしなければよかったんでしょうが、その時は体調不良も重なって本当にメンタルやられてました。

 

ある日の夜勤中、親しみやすい先輩が「最近元気ないよね、大丈夫?」と声をかけてくれ、体調のことや仕事が楽しくないことや人間関係が面倒くさいことなどを全て話しました。人間関係については「師長さんに言っておくね」と言ってくださったんですが、正直そこは言ったところで何も変わらないだろうなと思いました。

でも体調面は「腰痛があってお腹すごい張るなら整形じゃなくて産婦人科じゃない?」とアドバイスをいただき、夜勤明けでそのまま産婦人科で診てもらうことに。この頃の私のお腹はポッコリを超えたポッコリ具合で、ナース服のチャックが閉まらないくらいでした。しかし体重は全く変わっていないのでおかしいなとは思っていましたが、ひたすら腰痛改善ヨガや便秘改善ヨガをしていました。

 

産婦人科は不正出血や子宮頚がん検診で何回か受診したことはあるんですが、今まで病気は指摘されたことないし、今回も何もないはずと思っていました。内診超音波されつつおじいちゃん先生に「ここが卵巣。7cm・・・腫れてるね・・・」と言われましたが、よく分からず「ん・・・?はい・・・?」みたいな反応。でも不安は募ってすごいドキドキしてました。

内診が終わって診察室に移動して先生がカルテを打っている画面を凝視。おじいちゃんのためカルテを打つのが遅くて全部読めてしまうし、次に打たれる文字が大体予想できてしまう。私が見た時は「#子宮内膜症 #両側チョ」まで打たれていて(#は診断名の前につける)、まず自分が子宮内膜症なのがショックでボロボロ涙が出ました。そして既に泣いているにも関わらず、淡々と両側チョコレート嚢胞であると伝えられました。