My Generation
今から18年前。
僕はHip-Hopが好きなただのスケボー少年だった。
Naughty By Nature. Cypress Hill. A Tribe Called Quest. De La Soul. etc.....
Hip-Hopは今よりHip-Hopらしくて、ClubにもHip-Hopが溢れてた。
その頃の僕は年上のスケーターに連れられて六本木や渋谷で遊んでた。(まだ10代だった)
「最近はあそこの箱でEPMDのNewがかかってるらしいよ。」
なんて口コミの噂を頼りに、まだ聞いた事の無い「現場でしかかからない新譜」を求めて色んなClubをはしごしてた。
Netなんて勿論無い。それどころか、Hip-HopのCDを買える環境すら難しいものだった。
だから横浜は好きだったけど、東京の方が刺激的だった。(当時、横浜でHip-HopのCDが買えるのは今は亡き元町のTowerくらいだったかな)
そんなある日、元町に新しいClubが出来るらしいとDancerの友達から聞いた。
その当時、横浜のClubといえばサーカスくらいしか行ってなかった。
サーカスは良いBlack Musicが流れていたし、僕も大好きな箱だったけど、僕が聞きたかった「Hip-Hop」よりも少しDiscoよりだった気がする。
そんな中Openしたのが「HADES」だった。
もちろんすぐ遊びに行った。
そして某DJの選曲、Playにやられてその瞬間からDJになりたいと思った。(しかし、そんなすぐにはDJはできなかった)
僕はその当時ではかなりのHip-HopのCDコレクターだったと思う。
およそ800枚くらいあったCDを全て売り払い、ターンテーブルを1台と安いミキサーを手に入れた。
その日から僕のVinyl Digginは始まった。(初レコはCasualでした)
それから何ヶ月かが経ち、2台目のターンテーブルを手に入れてからはひたすら映画「Juice」を見て、DJってどうやるのか?を研究してた。
僕の周りにはDJやってる知り合いは1人もいなかったし、DJのHow To本の存在すら知らなかった。
だから僕はHADESに通った。
DJブースを少し遠目から覗き込み、DJの人達が何をやってるのかをひたすら見てた。
かかってる曲もいつも最高だった。
REDMANのTime 4 Sun AktionやDas EfxのThey Want EfxとかでFloorは大盛り上がりだったし、PharcydeのPassin Me Byを大合唱したり。
とにかく最高だった。
そのうち、僕も独学とはいえそれなりにMIXも2枚使いもSCRATCHも出来るようになってきた。
身内のPartyでDJもした。
その小さなコミュニティでは上手いほうだった。(と思う)
知り合いの伝手で六本木でもDJさせてもらったり、今のEx BodegaがBAR営業してる頃にも回させてもらった。(一緒に出てたのはNanjamanとBanana Sizeとゆう豪華さだった)
でも僕が憧れてたのはHADESだった。
とゆうか、そこが目標だった。
しかし。
僕は「DJ界のルールやしきたり」的な物があまり好きじゃなかった。
人のレコード運んだってDJなんか上手くなる分けないって思ってたし、サラリーマンみたいにペコペコすんのが嫌だからHip-Hopカルチャーを愛してた。
だから、つるまないとDJ出来ないならしなくていい。俺は自分の思うDJをしようとその時から思ってた。
そんなんだからいつまで経ってもただのローカルDJでしかなかった。
それから月日は経ち、HADESはLOGOSとゆう名前になった。
その頃僕は既にClubでかかるモノに興味を失ってた。
SOULやJAZZのレコードを掘る日々。
Hip-Hopの原点を求めてた。
そんな自分のStyleを数年、日のあたらない場所でKeepしてた。
でも、自分は間違ってないと自分に言い聞かせてた。
そんな僕に何人かの若いDJがPropsをくれた。
そして長い努力が報われ、いい仲間に恵まれ、やっと色んな所でDJ出来るようになってきた。
そしてついにあそこのブースに立つ日が来た。
そう。LOGOSだ。
そこに立った時僕は36にして18歳になった。
あの頃Floorで目を輝かせて見つめていた場所に18年かけて立った。
そこには達成感も喜びも無かった。
そんなモノはたいした問題じゃないくらいの感覚を得た。
ただ、そこに立ってDJ出来る事がとても幸せだった。
ただのHeadsだった。
それが1年前。
RUI-J君をはじめBlueishのみんなには心から感謝してます。
そして、なによりLOGOSのStaffのみんなに。
今夜が最後だなんて思えない。
でも、最後なんだなぁ・・・
そんな最後の日にDJさせてもらえる事に感謝です。
申し訳ないですが、今日だけは自分のためだけにDJさせてもらいます。
ありがとうの言葉はDJを終えた時に直接言いたいと思います。