2回目の胚輸送の日。
晴天。
2回目なので、段取りわかっていて、余裕はあるのですが。。。やっぱり、緊張。
雨でなくてよかった。
まずは、クリニックで容器を受け取り、保証金2万円を払う。
電車を乗り継ぎ、大学病院へ。
ほんとに、最後の最後の大学病院。
卵を6個、液体窒素の入った容器に入れてもらいました。
「もう、採卵はしません」
と、再度宣言。もう、絶対、絶対!!!!
最後に先生に、
「握手してください」
と、握手をしてもらいました。
前回、卵を輸送するときに、握手してくれたので、同じことをしておきたくて。
でっかい手でした。
たよりにしている認定看護師さんも、処置室で働いていたので声をかけて、ご挨拶。
先生にも、看護師さんにも、培養士さんにも、感謝の言葉はたくさんあったのですが、色々いうと泣きそうだったので、さらりとお礼を言いました。
卵を入れてもらった容器は、持つとカラカラと音がして、
音がするってことは、なかで、コロコロしてるんやわ。。。卵、落ちないかな。
と、心配に。
またまた、卵、持ち逃げだ~!
↓歩きながら撮ったのに病院から出た瞬間が撮れた。
帰りの電車はすいていたので、卵のために1席。
倒れないように、リュックで押さえる。
さらに腕で押さえる。
電車でも、急ブレーキとかあるからね。
卵ちゃん、私のもとに帰ってきたね。
一緒に電車に乗ってるんやで。
ここが、人が生きる世の中やで。
ここに出て来るんやで。
移動の間、心のなかで語りかけました。
クリニックへ上がるエレベーターは1人だったので、声に出して、
「もうすぐ、クリニックにつくよ。しばらくここで、ねんねしといてや。また、迎えに来るからなー」
と、話しかけ、ポンポンと、赤ちゃんを寝かしつけるように容器を叩きました。
私のお腹から、大学病院の窒素タンク、そしてまた、私の元に帰ってきて、一緒に旅をして、クリニックのタンク。
うちの子は、生まれるまでに色んな経験をするなぁ。
元気でね卵ちゃん。
次のお迎えは、6月末~7月はじめ。
ほっと一息。
輸送代、 1万円。
胚凍結保存1年分、4万円 也。