胚輸送。任務完了。 | MaMaUsakoの妊活カルテ(治療終了)

MaMaUsakoの妊活カルテ(治療終了)

ベビ待ち10年。
2015年11月12回目の移植で人生初の妊娠、不妊クリニック卒業後9W流産。
赤ちゃんは15トリソミーの男の子でした。

2回目の胚輸送の日。

晴天。


2回目なので、段取りわかっていて、余裕はあるのですが。。。やっぱり、緊張。

雨でなくてよかった。

まずは、クリニックで容器を受け取り、保証金2万円を払う。

電車を乗り継ぎ、大学病院へ。

ほんとに、最後の最後の大学病院。

卵を6個、液体窒素の入った容器に入れてもらいました。

「もう、採卵はしません」

と、再度宣言。もう、絶対、絶対!!!!

最後に先生に、

「握手してください」

と、握手をしてもらいました。

前回、卵を輸送するときに、握手してくれたので、同じことをしておきたくて。

でっかい手でした。

たよりにしている認定看護師さんも、処置室で働いていたので声をかけて、ご挨拶。

先生にも、看護師さんにも、培養士さんにも、感謝の言葉はたくさんあったのですが、色々いうと泣きそうだったので、さらりとお礼を言いました。

卵を入れてもらった容器は、持つとカラカラと音がして、

音がするってことは、なかで、コロコロしてるんやわ。。。卵、落ちないかな。

と、心配に。

またまた、卵、持ち逃げだ~!
↓歩きながら撮ったのに病院から出た瞬間が撮れた。


帰りの電車はすいていたので、卵のために1席。
倒れないように、リュックで押さえる。


さらに腕で押さえる。
電車でも、急ブレーキとかあるからね。


卵ちゃん、私のもとに帰ってきたね。
一緒に電車に乗ってるんやで。
ここが、人が生きる世の中やで。
ここに出て来るんやで。

移動の間、心のなかで語りかけました。

クリニックへ上がるエレベーターは1人だったので、声に出して、

「もうすぐ、クリニックにつくよ。しばらくここで、ねんねしといてや。また、迎えに来るからなー」

と、話しかけ、ポンポンと、赤ちゃんを寝かしつけるように容器を叩きました。

私のお腹から、大学病院の窒素タンク、そしてまた、私の元に帰ってきて、一緒に旅をして、クリニックのタンク。

うちの子は、生まれるまでに色んな経験をするなぁ。

元気でね卵ちゃん。

次のお迎えは、6月末~7月はじめ。

ほっと一息。


輸送代、 1万円。
胚凍結保存1年分、4万円 也。