出せない年賀状。 | MaMaUsakoの妊活カルテ(治療終了)

MaMaUsakoの妊活カルテ(治療終了)

ベビ待ち10年。
2015年11月12回目の移植で人生初の妊娠、不妊クリニック卒業後9W流産。
赤ちゃんは15トリソミーの男の子でした。

あけましておめでとうございます。


私の年賀状は、前年のトップニュースや、今、はまっている事を写真とともに、「Usako新聞形式」で送っています。


年賀状を書こうとすると、その年あった、大きなイベントが頭に蘇ってきて、みんなに、「こんなことしたよー!」「こんなに楽しかったよー」「こんなことにはまってるよー」って報告するんですね。


そこが、ここ2~3年、書くことに困ってきました。


自分のトップニュースには、


必ず「不妊治療」が入ってくるのです。


自分の中で、今のトップ記事です。


でも、そんな事、新年早々、みなさんにお知らせする訳にはいかないので、「Usakoのほんとは書きたかった年賀状」をここに書きます。


●注射打ちまくり。

糖尿病の患者さんが自己注射しているのを毎日の様に見ている私ですが、やはり、こと、自分の事となると、背中がぞわぞわしました。


最初の頃は、普通のペン型注射でも、針を刺す事は、今までもやったことがあるので、そんなにゾワゾワしないんですが、自分で、自分の体に薬液を注射しちゃうゾワゾワ。


「そうか。針刺すだけと、薬入れるのとでは、違うんやな」


人生経験です。


これは、卵を育てるためのFSH用、フォリスチムペン。

これは、排卵止めのガニレスト。


これは、採卵36時間前に打つ「HCG」

筋肉注射なので、太ももに。

これが、意識飛びそうになるぐらい、緊張して、痛い。

ようがんばった。


注射慣れして、去年年末のインフルエンザワクチンは、自分で打っちゃいました。


●生まれて初の全身麻酔でトリップ。

去年3回の採卵は、静脈麻酔で意識を失っての採卵でした。

ソセゴン+セルシン+ケタラールという、3つの薬で、薬入れられた瞬間、摩訶不思議な世界へトリーップ。

薬で意識を失うというのは、こういうことなのか。

すげすげすげー。

と、感心している場合ではありません。

息までは止めないつもりの麻酔で、息も止まってしまって、これまた初人工呼吸。

アンビューでもまれました。

アンビューでもまれた瞬間、この世に意識がないまま「あ、アンビューでもまれてる」とわかりました。

意外と楽でした。

こんな経験も、なかなかできませんよ!!

こんな事って、危なくないのかしら。

と主治医に聞いてみたら、

「なんかあったら、救命救急センターに運ぶからねー」

って。

さすが救急に強い大学病院です。

命かけて、命を授かろうとしています。

出産も命がけっていいますからね。


●2段階移植したぞー!


しかも、2回も。


うちの子ら。神秘的でしょう。人間ってこんな所からできるんですよ。

ここまでよう育ってくれた。

着床しなかったんやけど。

ん?喪中か???


命がいっぱい亡くなって、気分は喪中やけどね、受精卵失って、喪中とか言っても世間には通用しないので。


細胞が死ぬ事は仕方がない事やね。


自分の体の中でも、毎日、何万?の細胞が死んでいるはず。


細胞、と、命の境界がよくわからわんわ。


●卵もち。の称号が。

8回目の採卵で、7つの正常受精卵すべてが胚盤胞になるという、たまげた事が起きました。

主治医もびっくり。

培養士さんも、「チャレンジャーな提案をしていただいたので、華やかなものが見れました」

と。

(卵がゼロになってもいいので、受精卵すべて、胚盤胞チャレンジしてくださいと、私からお願いしました)

しかも、驚くなかれ、7つのうち、5つは5日目4AAの胚盤胞です。


卵貯金なんて、夢のまた夢。


と思っていた1年前。


今は、「卵持ち」の称号が。


人間、わからんもんです。


2011年より、2012年の方が。

2012年より、2013年の方が。

よくなっている。


2013年よりも、2014年の方が、自分にも、みなさんにも、いいことありますように!!!


今年もよろしくお願いいたします。


HAPPY NEW YEAR!!! 2014!


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